2018年3月18日日曜日

シューマン:『ゲーテのファウストからの情景』

シューマンが、1844年から、途中の病気の療養を挟みながら、およそ10年をかけて1853年に完成させたオラトリオ。

2017年のベルリン歌劇場のリニューアル・オープンでは、これをオペラに仕立てて上演した。

ベルリン歌劇場は、当初もっと早くリニューアルする予定だったが、度々延期されて、ようやく2017年に完成にこぎつけた。

この曲を選んだ背景にには、作曲とリニューアルに要した時間の長さもあるに違いない。

指揮は、バレンボイム。舞台装置は、ドイツの現代アーティスト、マルクス・リュベルツが担当した。

シューマンは、当初はファウストを題材としたオペラを構想していたが、結局断念して、いくつかのシーンを音楽に仕立てて、情景、とした。

ファウストの世界全体を表現したという序曲は、とりわけ聞きごたえがある。

レスピーギ:オペラ『沈鐘』

オットリーノ・レスピーギが、1925年から26年にかけて作曲した5幕からなるオペラ。

ドイツのノーベル賞作家、ゲルハルト・ハウプトマンの同名の戯曲がもとになっている。

主人公の鋳造師が、作品への執着へのあまりに、キリスト教の倫理も忘れて製作に没頭するという、ロマン主義的なストーリー。

ローマの松などのダイナミックで知られるレスピーギだが、その音楽はこのオペラでも十分に生かされている。

2016年4月、イタリアのカリアリ歌劇場での公演。指揮はドナート・レンゼッティ、ソプラノはヴァレンティーナ・ファルカス、演奏はカリアリ歌劇場管弦楽団及び同合唱団。