グスタフ・マーラーが1908年に作曲した声楽付きの交響曲。
もっとも、マーラーはこの曲を交響曲とは数えていなかった。9番目にあたる交響曲は、不吉なものと考えてのことだが、その後マーラーは第9番を発表して、皮肉にもそれが完成させた最後の交響曲になってしまった。
マーラーは、1907年12月にシェーンベルクやクリムトらに見送られてウィーンを後にしてニューヨークに活動の拠点を移していた。
6つの楽章から構成されていて、それぞれに李白、孟浩然、王維などの中国の詩をもとにした歌詞が歌われる。
第1楽章「大地の哀愁に寄せる酒の歌」。
第2楽章「秋に寂しき者」。
第3楽章「青春について」。
第4楽章「美について」。
第5楽章「春に酔える者」。
第6楽章「告別」。全体の半分ほどを占める長大な楽章。
2020年1月17日、紀尾井ホールで行われた、紀尾井ホール室内管弦楽団による演奏から。