2014年12月31日水曜日

プッチーニ:オペラ『西部の娘』

プッチーニが1907年にアメリカを訪れたのがきっかけで作曲され始め、1910年に完成されたオペラ。

文字通り、アメリカの西部が舞台となっている。

主人公の酒場の娘ミニー(ソプラノ)、ミニーが愛する盗賊のラメルス(テノール)、ミニーを愛する保安官のランス(バリトン)をめぐる、恋の物語。

イタリアオペラの愛憎劇が、所をかえ、荒々しい西部開拓時代のアメリカで、再現される。

第2幕で、ミニーがラメルスを救うために、自分とラメルスを賭けにかけて、ランスと対戦する場面が印象的。

プッチーニは、すべてが、賭けによって決まるという西部のルールを、緊迫感のあるドラマティックな音楽で見事に表現している。

2013年10月のウィーン歌劇場での公演。ミニー役はニーナ・シュテンメ、ラメルス役はヨナス・カウフマン、ランス役はトーマシュ・コニーチュニー。

2014年12月6日土曜日

シマノフスキ:交響曲第2番

ポーランドの作曲家、カロル・シマノフスキが1909年に作曲した作品。

同時代の、リヒャルト・シュトラウスやスクリャービンの影響を受けているといわれる。

第1楽章はアレグロモルトだが、第2楽章は変奏曲で構成され、そのまま第3楽章に切れ目なく突入する、という自由な形式の交響曲。

曲の感じは、確かにシュトラウスらしさを感じるが、シュトラウスほどの、派手さというかいやらしさがなく、そのあたりが、シマノフスキの独自性なのか。

フィナーレでは、盛り上がりを見せるが、盛り上がり切らないままに、拍子抜けするように、パッと終わってしまう。

シマノフスキは、結構、淡白な性格だったのかもしれない。

ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団の2012年10月のロンドンでの演奏から。