2017年9月30日土曜日

フランコ・ファッチョ:オペラ『アムレート(ハムレット)』

イタリアのフランコ・ファッチョの作品で、1865年に初演されたオペラ。

フランコ・ファッチョは、19世紀後半にミラノを中心に活躍し、指揮者としてもヴェルディ作品などを演奏し、自ら作曲も行った。

音楽も、ヴェルディの影響を大きく受けており、ヴェルディ風のハムレットと行ったところ。

オフェーリアの埋葬のシーンなどの音楽のダイナミックさは、とりわけ素晴らしい。

ハムレット、オフェーリア、クラウディオなどのシェークスピアの彫刻作品のような人物造形は、ヴェルディのような劇的な音楽には、実にぴったりとはまる。

143年もの間、上演されなかったことが信じられないくらいの、素晴らしい作品。

ただし、クライマックが盛り上がりに欠けて、その辺が、長く演奏されなかった原因かもしれない。

他にも、こうした埋もれてしまった作品は、数多くあるのだろう。

2016年のブレゲンツ音楽祭での演奏から。

2017年9月23日土曜日

リゲティ:弦楽四重奏曲第2番

リゲティが、1968年に作曲した2番目の弦楽四重奏曲。

I. Allegro nervoso
II. Sostenuto, molto calmo
III. Come un meccanismo di precisione
IV. Presto furioso, brutale, tumultuoso
V. Allegro con delicatezza

終始、独特の緊張感の中で音楽が展開されていく。

IIIのピチカートは、最初はそうとは気づかないほど、不思議な音楽に聞こえる。

2017年6月、NHKスタジオでのアルディッティ弦楽四重奏団による演奏。

バルトーク:弦楽四重奏曲第3番

バルトークが、1927年に作曲した、3番目の弦楽四重奏曲。

単一の楽章からなるが、
Moderato
Allegro
Recapitulazione della prima parte
Coda
という緩急の反転した4つのパートから構成されている。

バルトークの他の音楽と同様に、何かの不安に駆られたような、バランスが崩れていくような感覚の音楽。

2017年6月、NHKスタジオでのアルディッティ弦楽四重奏団による演奏。