イタリアの作曲家、ウンベルト・ジョルダーノが作曲し、1898年に初演された、3幕からなるオペラ。
ジョルダーノは、南イタリアのプーリヤ州フォッジ生まれ。ナポリ音楽院で学んでいる際に、実家が貧窮したが学校関係者の計らいでようやく卒業することができたという苦労人。
そのおかげで、マスカーニと並ぶイタリア・ヴェリズモ・オペラを代表する作曲家となった。
結婚式を目前にして、婚約者を殺されたロシアの皇女フェドーラが、犯人の後を追ってパリの社交界に乗り込んでいった。その容疑者に近づき、真相を問い詰めたのだが・・・
プッチーニの『トスカ』のシナリオを書いた、ヴィクトリアン・サンドゥの小説がオリジナル。これはサラ・ベルナールのために書かれた小説だった。
復讐の執念に燃えるフェドーラを、ソプラノのソニア・ヨンチェヴァが見事に演じている。
2023年1月、ニューヨークのメトロポリタンオペラの公演から。指揮は、マルコ・アルミリアート。犯人役のテノールにはピョートル・ベチャワ。