ベートーヴェンが、1809年から1810年にかけて作曲した5番目のピアノ協奏曲。折しも、ナポレオンがウィーンを占領していた時期に重なる。
ベートーヴェン自身は、この曲を”皇帝”とは読んでいない。上記の背景や、この曲の内容の壮大さから、そう呼ばれる。
第1楽章では、ピアノの独奏に始まり、オーストラがそれに加わる。このピアノとオーケストラが融合する部分が、実に自然で素晴らしい。始まりから、この曲の偉大さが提示される。
そして、第2楽章のアダージョウンポコでは、美しいメロディーが奏でられる。この世の中で、最も美しい音楽の1つだろう。
ベートーヴェンといえば、交響曲というイメージが強いが、このピアノ協奏曲は、またそれとは違った意味で、彼の音楽の頂点とも言える。
ピアノ、ルドルフ・ブッフビンダー、ウィーンフィルによる、2011年5月のウィーン楽友協会ホールでの演奏から。
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