2015年9月5日土曜日

ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

ショスタコーヴィチが、スターリンの死後、1953年に発表した10番目の交響曲。

第9番がソビエト当局からの厳しい批判にさらされてから、8年間の沈黙の後に発表され、その内容が、本人のコメントなども含めて、様々に解釈されている。

第1楽章。モデラート。重々しくも、哀愁の満ちた音楽で始まり、途中、悲劇的な盛り上がりを見せが、最後は再び重々しく終わる。

第2楽章。アレグロ。一度聞いたら、二度と忘れられないほどの、強烈な印象を残すメロディ。

第3楽章。アレグレット。再び、第1楽章のような重々しい音楽。ホルンが特徴的なメロディを奏でる。

第4楽章。アンダンテ。ここでも、音楽は暗めだが、後半で、ややコミカルな展開を見せる。

ショスタコーヴィチの交響曲の中では、ふざけた感じがなく、終始重々しくも、美しいメロディが詰まっている。

カラヤンが、ショスタコーヴィチの曲の中で、唯一この曲をレコーディングしたという逸話が、この曲の性格をよく物語っている。

ショスタコーヴィチ自身は、この楽章は、スターリンを表していると言っている。

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、マリインスキー劇場管弦楽団による、2013年12月、パリのサル・プレイエルでの演奏。

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