2015年12月13日日曜日

ショスタコーヴィチ:交響曲第15番

ショスタコーヴィチが、1971年に作曲した、最後の交響曲。

4つの楽章から成る、第10番以来の古典的な構成。しかし、音楽自体は、ショスタコーヴィチらしさが満載。

第1楽章。アレグレット。

ショスタコーヴィチらしい、コミカルな曲調。ロッシーニのウィリアム・テルの音楽が引用される。ショスタコーヴィチが子供の頃、好きな音楽だった。

第2楽章。アダージョ、ラルゴ。

一転して、寂しげな音楽。

第3楽章。アレグレット。

再び、コミカルな音楽。

第4楽章。アダージョ、アレグレット。

アダージョは、ワーグナーの指輪からの引用が動機になる。アダージョ後半の、不安に満ちたハーモニーの盛り上がりが、実に美しい。

2013年1月、パリのサル・プレイエルでの、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場管弦楽団による演奏。



シューベルト:オペラ『フィエラブラス』

シューベルトが、1823年に作曲した、最後のオペラ。

シューベルトといえば、歌曲や交響曲は知られているが、未完のものも含めて9つのオペラ作品を残している。

カール大帝のフランク王国と、スペインのムーア人との戦いと、その中で繰り広げられる、恋の物語を描いた、いわゆるロマン主義らしい内容。

残念がらシューベルトの生前には上映されず、全曲がオペラ形式で演奏されたのは、1988年になってから、クラウディオ・アバドによるものだった。

さすがにシューベルトというだけあり、個々の歌曲には、聞き応えのあるものが多い。

2014年のザルツブルグ音楽祭の演奏。

2015年12月6日日曜日

メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』序曲

メンデルスゾーンが、1826年に作曲した、演奏会用の序曲。

メンデルスゾーンは、この時、まだわずか17歳だった。まさに、天才と言っていい。

わずか10分ほどの曲だが、美しいメロディに始まり、妖精や動物が飛び交う、シェークスピアの幻想世界を、見事に表現している。

クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、パリ管弦楽団による、2014年1月のパリ、サル・プレイエルでの演奏。