2017年11月4日土曜日

バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント

バルトークが、1939年8月に作曲した、弦楽オーケストラのためのディヴェルティメント。

第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ。

バルトークらしい、不安に駆られるような、重々しい雰囲気。

第2楽章 モルト・アダージョ。

第3楽章 アレグロ・アッサイ。

目まぐるしい展開の後に、突然、終わりを迎える。

ディヴェルティメントという古典的な音楽形式と、バルトークが研究を重ねた民族音楽の要素を取り入れた、バルトーク音楽を代表する曲になっている。

2017年9月に行われた、NHK交響楽団の定期演奏会から。

2017年11月3日金曜日

モーツァルト:オペラ『皇帝ティートの慈悲』

モーツァルトが、1791年に作曲したオペラ。この年にモーツァルトは命を落としている。

神聖ローマ皇帝、レオポルド2世のボヘミア国王の戴冠式に合わせて、プラハで上演された。

古代ローマの皇帝で、ユダヤ戦争を指揮してイスラエルを鎮圧した一方で、ベスビオス火山が噴火した際に、懸命に救助に注力した、ティートを中心とした物語。

大胆な演出で知られているピーター・セラーズは、オペラの舞台を現代のテロに怯える現代社会に設定し、皇帝ティートが自分の命を狙った暗殺者に与える慈悲から、現代における慈悲の意味とは何かを、聴衆に問いかけている。

明るく楽しいモーツァルトのイメージとは、まるで違った趣のオペラに仕立てられている。

2017年にザルツブルク音楽祭での公演から。