2018年7月21日土曜日

ベートーヴェン:ミサ曲

ベートーヴェンが、ウィーンのエステルハージ家の要請に基づいて、1807年に作曲したミサ曲。

エステルハージ家の宮廷楽長だったハイドンは、この家のために毎年ミサ曲を作るのが習わしだった。

それが中断した後で、その依頼がベートーヴェンにやってきた形で、ベートーヴェンはハイドンのミサ曲を十分に研究した上で、この作曲に臨んだが、練習不足のせいもあり、評判は今ひとつだった。

しかし、ベートーヴェンは同じ時期に、交響曲5番や6番などの名曲を作曲している。

音楽は、さすがにミサ曲ということもあって、交響曲や協奏曲ほどには、ダイナミックな曲調ではないが、重厚感のある音楽は、聞き応えがある。

2018年1月、ミュンヘンのガスダイク・フィルハーモニーで行われた、マリス・ヤンソン指揮、ミュンヘン放送交響楽団の演奏から。

フンメル:トランペット協奏曲

ヨハン・ネポメク・フンメルが、有鍵トランペットの発明者で名手だったヴァイデンガーのために1803年に作曲した、トランペットのための協奏曲。

フンメルは、ハンガリーの出身で、住み込みでモーツァルトにピアノを習い、後にピアニスト、指揮者、作曲家として大成した。

フンメルは、ハイドンを継いで、エステルハージ家の宮廷楽長も勤めており、ベートーヴェンとも交流していた。

第1楽章、Allegro con sprito。モーツァルトの曲のように晴れやかで明るい曲調。

第2楽章、Andante。トランペットの伸びやかな音が効果的に使われている。

第3楽章、Rondo。今度は、トランペットのリズム感に溢れた軽快な音楽。

トランペットの楽器としての魅力が遺憾なく発揮されている。

2018年1月、ミュンヘンのガスダイク・フィルハーモニーで行われた、マリス・ヤンソン指揮、ミュンヘン放送交響楽団の演奏から。トランペットは、マルチン・アンゲラー。

ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲

イゴール・ストラヴィンスキーが、1945年に完成させた、文字通り、3つの楽章を持つ交響曲。

1945年は、ストラヴィンスキーが、アメリカの国籍と市民権を取得した年でもある。

第1楽章、4分音符=160。

元々は、ピアノと管弦楽のための協奏曲として構想された曲。ジャズっぽい要素がある。

第2楽章、アンダンテ・インターリュード。

もとは、映画音楽として構想された曲で、こちらにはハーブが使われている。

第3楽章、コン・モート。

こちらは、この交響曲用に新たに書かれたもので、ピアノとハーブが使われている。

この第3楽章の音楽が、最も聞き慣れたストラヴィンスキーの音楽と言える。

2018年1月、ミュンヘンのガスダイク・フィルハーモニーで行われた、マリス・ヤンソン指揮、ミュンヘン放送交響楽団の演奏から。