2019年2月24日日曜日

ターネジ:スペランツァ

イギリスの現代音楽の作曲家、マーク=アンソニー・ターネジが作曲した、管弦楽用の音楽。

ジャズの影響が冒頭から如実に表れている。

途中で、映画『ゴッドファーザー』からの引用などもあり、いかにも現代的な音楽。

2014年5月にスウェーデンのストックホルムで行われた、スウェーデン放送交響楽の演奏から。指揮はダニエル・ハーディング。

2019年2月23日土曜日

エルガー:交響曲第2番

イギリスの作曲家、エドワード・エルガーが1910年から1911年にかけて作曲した2番目の交響曲。

エルガーは、第3番を完成させずに亡くなってしまったため、この交響曲が最後の交響曲となった。

1910年にイギリス国王のエドワード7世が亡くなっており、その追悼に捧げられた。

第1楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・ノビレメンテ。雄大なイメージの音楽。

第2楽章、ラルゲット。情感がたっぷりの音楽。

第3楽章、ロンド、プレスト。コミカルな軽々な音楽。

第4楽章、モデラート・エ・マエストーソ。再び、エルガーらしいダイナミックな音楽。

2017年7月、BBCプロムス2017でのシュターツカペレ・ベルリンの演奏。指揮はバレンボイム。

2019年2月16日土曜日

ブリテン:弦楽四重奏曲第2番

イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテンが、1945年に作曲した2番目の弦楽四重奏曲。

第1楽章、Allegro calmo senza rigore。

第2楽章、Vivace。

いずれの楽章とも、古典的な音楽と、モダンな音楽が混在している。

第3楽章、Chacony。

この年は、パーセル没後250年を記念する年だった。第3楽章は、そのパーセルのシャコンヌからヒントを得ている。

途中、ヒチコックの映画『サイコ』のサウンドトラックのような音楽が現れる。

2014年6月、ベルチャ弦楽四重奏団によるパリでの演奏から。

ブリテン:弦楽四重奏曲第1番

イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテンが、1941年に作曲した最初の弦楽四重奏曲。

第1楽章、Andante sostenuto: Allegro vivo。

第2楽章、Allegretto con slancio。

第3楽章、Andante calmo。

第4楽章、Molto vivace。

モダンな音楽が展開するが、第3楽章だけが、優雅な古風な印象を与える。

2014年6月、ベルチャ弦楽四重奏団によるパリでの演奏から。

リゲティ:弦楽四重奏曲第1番『夜の変容』

ルーマニアのトランシルヴァニア生まれの作曲家、リゲティ・ジュルジュ・シャーンドルが、1953年から1954年にかけて作曲した、最初の弦楽四重奏曲。

4つのパートから構成されているが、切れ目なく演奏される。

当時、リゲティはハンガリーに暮らしていたが、1956年のハンガリー動乱の後、ウィーンに亡命することになる。

音楽は、いわゆるリゲティらしい大胆な内容だが、時折、穏やかな表情も見せている。

2017年10月、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールでの演奏から。

グラズノフ:交響曲第7番『田園』

ロシアの作曲家、アレキサンドル・グラズノフが1901年から1902年にかけて作曲した、7番目の交響曲。

第1楽章:アレグロ・モデラート。

表題のような、田園を連想させる、伸びやかな音楽。

第2楽章:アンダンテ。

ファンファーレの厳かな雰囲気で始まる。

第3楽章:スケルツ、アレグロ・ジョコーソ

第4楽章:フィナーレ、アレグロ・マエストーソ

ゆったりとしたフィナーレ。

全体として、可もなく不可もなくといった、特徴のあまりない音楽のように感じた。

2018年12月のNHK交響楽団の定期公演から。指揮はアレクサンドル・ヴェデルニコフ。

2019年2月3日日曜日

アイヴス:交響曲第2番

チャールズ・アイヴスが、イェール大学在学中の1897年から1902年にかけて作曲した、2番目の交響曲。

アイヴスは、保険代理店の社長を務めながら、作曲活動もしていたという、ユニークな経歴を持っている。

5つの楽章で構成されているが、1楽章(アンダンテ・モデラート)と2楽章(アレグロ・モルト)、4楽章(レンソ・マエストーソ)と5楽章(アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ)は続けて演奏される。

その間の第3楽章(アダージョ・カンタービレ)は、短いながら、叙情性に満ちた音楽。

全体的に、伸びやかで、穏やかな、アメリカの広大な平原をイメージできるような音楽。

ただし、フィナーレはやや唐突で、違和感を感じる終わり方。そこはとても残念だ。

2018年11月に行われた、NHK交響楽団の定期演奏会から。

コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲

アーロン・コープランドが、パリに暮らしていた1921年から1924年にかけて作曲した、オルガンと管弦楽のための交響曲。

アメリカでは、クラシック音楽の世界においては、ドイツの影響が大きかったが、第一次世界大戦で対戦国となったことから、戦後にはその影響力が薄れ、フランスに対する関心が強くなっていた。

コープランドもその流れを受けて、パリでフランスの音楽を学んでいた。

3つの楽章から構成され、コープランドは後にこの曲を再構成し、交響曲第1番としている。

第1楽章:プレリュード。静かな音楽。

第2楽章。ファンファーレのような、華やかな音楽。

第3楽章。不安を掻き立てるような音楽で始まる。やがて、ショスタコーヴィッチの交響曲のような、壮大だが不安定なバランスの音楽になる。

2018年11月に行われた、NHK交響楽団の定期演奏会から。