2020年9月21日月曜日

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲

 チェコの作曲家、アントニン・ドヴォルザークが、1879年に完成させた唯一のヴァイオリン協奏曲。

第1楽章、Allegro ma non troppo。ドヴォルザークらしいダイナミックな音楽で始まる。

第2楽章、Adagio ma non troppo。哀愁に満ちた音楽。

第3楽章、Finale: Allegro giocoso ma non troppo。リズミカルな音楽。

2019年のBBCプロムスでの演奏から。ヴァイオリンはジョシュア・ベル。指揮はヤクブ・フルシャ、演奏はバンベルグ交響楽団。


ヤナーチェク:霧の中で

 モラヴィア地方出身の作曲家レオシュ・ヤナーチェクが、1912年に作曲した、最後のピアノ曲。

ヤナーチェクは、最愛の娘に先立たれて、自らのオペラ作品が周囲から理解されずに演奏の機会を与えられずという、という試練の時期を迎えていた。

4つの曲で構成されているが、全体的に暗く、陰鬱なイメージの曲になっている。

曲調が、ドビュッシーの影響を受けているとも言われている。

1. Andante

2. Molto Adagio

3. Andantino

4. Presto

2019年11月、東京オペラシティ コンサートホールでの演奏から。ピアノは小菅優。

ブーレーズ:オーケストラのためのノタシオン

ピエール・ブーレーズは、1945年にピアノのために12のノタシオンという曲を作曲したが、これを1980年にオーケストラ用に編曲している。

オリジナルのピアノ曲は、いわゆるセリエル形式で書かれていて、これはそれをオーケストラに適用させた試みと言えるだろう。

2016年1月、パリのフィルハーモニー・ド・パリで行われた演奏から。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ、演奏はパリ管弦楽団。


ブーレーズ:マラルメによる即興Ⅰ, II

ピエール・ブーレーズが、1957年に作曲した4人の打楽器とソプラノのための作品。

マラルメの詩、ベルギーの友の思い出、からの言葉に音楽が付けられている。

後年、マラルメの言語世界を音楽世界で表現した、プリ・スロン・プリという6つの曲から成る組曲の一部になった。

2016年1月、パリのフィルハーモニー・ド・パリで行われた演奏から。ソプラノは、イェリー・スー。


ブーレーズ:デリーヴ1

ピエール・ブーレーズが、1984年に作曲した6重奏の音楽。

ザッハーという友人の名前から、S, A, C, H, E, R という6つの文字を音に置き換えて、それを組み合わせて作曲した、ユニークな音楽。

2016年1月、パリのフィルハーモニー・ド・パリで行われた演奏から。

ブーレーズ:メサジェスキス

ピエール・ブーレーズが、1976年に作曲した、独奏チェロと、6人のチェリストのための音楽。

チェロの持っている様々な要素が、巧みに織り交ぜられている。

2016年1月、パリのフィルハーモニー・ド・パリで行われた演奏から。チェロの独奏は、エリック=マリア・クテュリエ。


ブーレーズ:二重の影との対話

ピエール・ブーレーズが、1985年に作曲した作品。

2人のクラリネットと、録音されたクラリネットの組み合わせで演奏される、ユニークな音楽。

2016年1月、パリのフィルハーモニー・ド・パリで行われた演奏から。クラリネット演奏は、ジェローム・コントとアラン・ダミアン。


2020年9月6日日曜日

スポンティーニ:オペラ『仮面をつけた駆け落ち』

イタリアのマイオラーティに生まれ、ナポリで音楽を学び、主にナポレオン時代のパリで活躍したガスパーレ・スポンティーニが作曲し、1800年にナポリで初演されたオペラ・ブッファ。

長らく忘れられていたが、2006年にイギリスで楽譜が発見され、212年振りの公演となった。

愛し合う恋人同士と、二人の中を阻む親が決めた婚約者、周囲の複雑な人間関係などが絡んで展開される軽快なドタバタ劇。

2012年8月に行われたペルゴレージ・スポンティーニ・フェスティバルの公演。指揮はコッラード・ロヴァリス、演奏はイ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ。

2020年9月5日土曜日

ブルックナー:ミサ曲第1番

アントン・ブルックナーが、1864年に作曲した最初のミサ曲。

敬虔なカトリック教徒だったブルックナーは、数多くの宗教曲も作曲している。

ブルックナーらしい、ダイナミックな音楽のミサ曲。

ブルックナーの交響曲は、実はあまり好きではないが、このミサ曲はとてもいい印象が残っている。

2014年5月、ミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーでの演奏。指揮はジョン・エリオット・ガーディナー、演奏はバイエルン放送交響楽団。

メンデルスゾーン:交響曲第5番 宗教改革

フェリックス・メンデルスゾーンが、1830年に作曲した交響曲。実際は第1番の後に作曲されている。

熱心なルーテル派の信者だったメンデルスゾーンが、アウグスブルグの信仰告白300周年を記念して作曲した。

第4楽章で、ルター作曲のコラールがモチーフとして使われている。

第1楽章、Andante - Allegro con fuoco。印象的な主題がダイナミックに展開される。

第2楽章、Allegro vivace。軽快なスケルツォ。

第3楽章、Andante。短い楽章で、そのまま第4楽章に引き継がれる。

第4楽章、Choral:Ein' feste Burg ist unser Gott、Andante con moto - Allegro vivace  - Allegro maestoso。

2014年5月、ミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーでの演奏。指揮はジョン・エリオット・ガーディナー、演奏はバイエルン放送交響楽団。

ロッシーニ:オペラ『デメトリオとポリビオ』

 ジョキアーノ・ロッシーニが作曲した最初のオペラ、と言われている作品。

1812年5月にローマで初演されたが、全ての曲をロッシーニが作ったのかは、よくわかっていないという。

シリア国王のデメトリオと、パルティア国王ポリビオが、青年シヴェーノを巡って争う、というストーリー。

2010年にロッシーニの生地ペーザロで行われたロッシーニ・フェスティバルの公演は、舞台を閉幕後の劇場に設定するというユニークな演出だった。

指揮はコッラード・ロヴァリス、演奏はロッシーニ交響楽団、プラハ室内合唱団。