2022年10月1日土曜日

アイスラー:ヘルダーリン断章

ドイツのライプツィヒ生まれのユダヤ系作曲家ハンス・アイスラーが1942年から1943年にかけて、ヘルダーリンの詩をもとに作曲した歌曲集。

アイスラーは、ヴェーベルン、ベルクと並ぶシェーンベルクの三人の高弟の一人。

共産主義に共鳴してブレヒトらと活動した。第2次世界大戦が起こるとアメリカに亡命したが、マッケーシー旋風を受けて東ドイツに戻り、その地で亡くなった。

この歌曲も、ドイツの将来を悲観するアイスラーが、ヘルダーリンの詩にその未来を託しているようだ。

第1曲、希望に寄せる AndieHofnung。

第2曲、追想 Andenken。

第3曲、悲歌 1943 Elegie1943。

第4曲、故郷 DieHeimat。

第5曲、ある都市に寄せる AneineStadt。

第6曲、思い出 Erinnerung。

2022年2月、彩の国さいたま芸術劇場での公演から。メゾ・ソプラノは加納悦子、ピアノは井出德彦。


ツェムリンスキー:モーリス・メーテルリンクによる6つの歌

オーストリア出身のユダヤ系の作曲家アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが、ベルギー出身の象徴派詩人モーリス・メーテルリンクの6つの詩をもとに、1914年に作曲した歌曲。

第1曲、三人姉妹

第2曲、目隠しされた乙女たち

第3曲、乙女の歌

第4曲、出て行った恋人

第5曲、いつかあの人が帰ってきたら

第6曲、城に歩み寄る女

多くの作曲家に愛されたメーテルリンクの詩的世界が、ツェムリンスキーの哀愁のある幻想的な音楽によって表現されている。珠玉の歌曲集。

2022年2月、彩の国さいたま芸術劇場での公演から。メゾ・ソプラノは加納悦子、ピアノは井出德彦。