2023年7月15日土曜日

オッフェンバック:オペレッタ『ペリコール』

ドイツでユダヤ人の家庭に生まれ、フランスで活躍したジャック・オッフェンバックが作曲し、1868年に初演されたオペレッタ。

舞台はペルー。貧しい歌い手のペリコールとその恋人のピキーヨ、そこに女好きのペルーの福王が絡んで、社会風刺も交えた喜劇が展開される。

メリメの小説を元に作られたストーリーで、実在のペリーで活躍した女優の話から創作されたストーリー。

最後には、オッフェンバックお馴染みのフレンチカンカン風の音楽が登場する。

2022年11月、パリのシャンゼリゼ劇場で行われた公演から。指揮はマルク・ミンコフスキ、演奏はボルドー国立歌劇場合唱団。主役のペリコールは、マリナ・ヴィオティ。その恋人のピキーヨには、スタニスラス・ド・バルベラク。

2023年7月9日日曜日

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番

ブラームスが、1886年から18889年にかけて作曲した、3番目のヴァイオリン・ソナタ。

友人の音楽学者の死を知った影響からか、暗い印象の曲になっている。

第1楽章、アレグロ。明るくダイナミックな音楽だが、ブラームスらしい重厚さも備えている。その終わり方には”ぞくっ”とする。

第2楽章、アダージョ。抒情性に溢れた音楽。

第3楽章、ウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センティメント。

第4楽章、プレスト・アジタート。感情が爆発するようなヴァイオリンの音色で始まる。ブラームスらしい、ダークでエネルギッシュな音楽。

喜び、悲しみ、絶望、厭世、希望、再生・・・さまざまな感情を揺さぶられる、ブラームスの音楽の一つの極致がここにあるようだ。

2021年6月、東京のハクジュホールでの演奏から。ヴァイオリンは松田理奈、ピアノは三舩優子。


ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番

ブラームスが、1878年から1879年にかけて作曲した、最初のヴァイオリン・ソナタ。

ブラームスは同じ時期に、交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲を作曲している。

シューマンとクララの末っ子、フェリックスが病床にある時に作曲されたが、残念ながらフェリックスは命を落としてしまった。

第1楽章、Vivace ma non troppo。静かで重々しい印象の音楽。

第2楽章、Adagio。ピアノの祈るような音楽で始まる。

第3楽章、Allegro molto moderato。悲しみから回復するような優しい音楽。

2021年6月、東京のハクジュホールでの演奏から。ヴァイオリンは松田理奈、ピアノは三舩優子。