レオシュ・ヤナーチェクが、新聞に掲載された絵物語をもとに1923年に作曲した、7番目のオペラ作品。全編がチェコ語で演じられる。
原作では、主人公の牝狐の結婚で終わっているが、ヤナーチェクは、子供が生まれ、主人公が撃たれてなくなり、しかし、森は昔のまま、という部分を付け加えている。
当時のヨーロッパを支配していた、東洋的な輪廻転生の思想の影響を受けている。
現代から見れば、自然環境の保護、という視点も感じられる。
オペラの最後で、森番が、”前に出会ったカエルだ”というと、そのカエルが、”それはボクのおじいさんだよ”と返す部分は、このオペラのテーマを実に良く表している。
音楽は、テーマが、森とそこに住む動物と人間の関わり、ということから、子供でも喜びそうな楽しい音楽や、ヤナーチェク独特のダイナミックなファンファーレ的な音楽もあり、多彩で、誰でも楽しめるものになっている。
2009年11月にフィレンツェで行われた公演。指揮は小澤征爾。
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