チェコの作曲家、ベドルジハ・スメタナが、1874年から1879年にかけて作曲した、管弦楽用の6つの交響詩による組曲。
第1曲:ヴィシェフラド。高い城、を意味し、プラハにある実際の城をイメージして作曲された。
吟遊詩人を表すハープの音で始まる。音程が一気に上がり、下がる部分は、そびえ立つ城を表現しているようだ。
第2曲:ヴルタヴァ。わが祖国を代表する曲。この第2曲だけが演奏されることもある。ドイツ語で言えば、モルダウ川。こちらの方が、よく知られている。
第3曲:シャールカ。チェコの神話に登場する女神の名前。この交響詩の中で、最も劇的な音楽。
第4曲:ボヘミアの森と草原から。表題とは、少し違ったイメージの、何といえない不思議なメロディで始まる。後半は、チェコの民族的な舞踏音楽が華やかに奏でられる。
第5曲:ターボル。南ボヘミアの都市の名前。中世の宗教改革において、フス派の拠点だった。
次のプラニークと合わせて、戦争で命を落としたフス派の人々を讃える内容になっている。そのせいか、戦争を感じさせる、勇壮な音楽が多い。
第6曲:ブラニーク。ボヘミアの中央にある山の名で、ここには、多くのフス派の人々が眠っているという。
最後は、フス派の人々を讃える、壮麗な音楽でフィナーレを迎える。
2010年4月、アムステルダムでの、アンノンクール指揮、コンセルトヘボウの演奏。
0 件のコメント:
コメントを投稿