2014年6月2日月曜日

スメタナ:交響詩『わが祖国』

チェコの作曲家、ベドルジハ・スメタナが、1874年から1879年にかけて作曲した、管弦楽用の6つの交響詩による組曲。

第1曲:ヴィシェフラド。高い城、を意味し、プラハにある実際の城をイメージして作曲された。

吟遊詩人を表すハープの音で始まる。音程が一気に上がり、下がる部分は、そびえ立つ城を表現しているようだ。

第2曲:ヴルタヴァ。わが祖国を代表する曲。この第2曲だけが演奏されることもある。ドイツ語で言えば、モルダウ川。こちらの方が、よく知られている。

第3曲:シャールカ。チェコの神話に登場する女神の名前。この交響詩の中で、最も劇的な音楽。

第4曲:ボヘミアの森と草原から。表題とは、少し違ったイメージの、何といえない不思議なメロディで始まる。後半は、チェコの民族的な舞踏音楽が華やかに奏でられる。

第5曲:ターボル。南ボヘミアの都市の名前。中世の宗教改革において、フス派の拠点だった。

次のプラニークと合わせて、戦争で命を落としたフス派の人々を讃える内容になっている。そのせいか、戦争を感じさせる、勇壮な音楽が多い。

第6曲:ブラニーク。ボヘミアの中央にある山の名で、ここには、多くのフス派の人々が眠っているという。

最後は、フス派の人々を讃える、壮麗な音楽でフィナーレを迎える。

2010年4月、アムステルダムでの、アンノンクール指揮、コンセルトヘボウの演奏。

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