2014年9月21日日曜日

ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲

ホアキン・ロドリーゴが、1967年にあるギター演奏家の一家からの依頼で作曲した、4つのギターと管弦楽のための協奏曲。

第1楽章のテンポ・ディ・ボレロは、この曲の題名であるアンダルシアの風景が目に浮かんでくるような、イメージにぴったりの曲。

第2楽章のアダージョは、明らかにアランフェス協奏曲の第2楽章をもとにして作られている。

第3楽章のアレグレットは、4つのギターと、オーケストラが交互に演奏し、音楽で会話をしているような構成になっている。

2014年6月の東京都交響楽団の公演。指揮は、大友直人。ギターは、荘村清志、他。

ロドリーゴ:アランフェス協奏曲

スペインのホアキン・ロドリーゴが、1939年に作曲したギターと管弦楽のための協奏曲。

第2楽章のアダージョがとりわけ有名。亡くなった我が子、病気の妻への思いから、悲しみの中での祈りのような音楽になっている。

第1楽章はアレグロ・コン・スプリート、第3楽章はアレグロ・ジェンティーレで、いずれも明るい感じの曲。それがよけいに、第2楽章の悲しさを強調している。

2014年6月の東京都交響楽団の公演。指揮は、大友直人。ギターは、荘村清志。

ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲

ホアキン・ロドリーゴが、1954年に作曲した、ギターと管弦楽のための協奏曲。

伝統的な協奏曲のスタイルではなく、4つの楽章は、17世紀のスペインの作曲家の残した音楽をもとにした、それぞれ自由なテーマの音楽になっている。

いずれの曲も、伸びやかな感じの音楽で、スペインののんびりとした雰囲気が感じられる。

2014年6月の東京都交響楽団の公演。指揮は、大友直人。ギターは、荘村清志。

コルンゴルド:オペラ『死の都』

エーリッヒ・ウォルフガング・コルンゴルドが、1920年、弱冠23才の時に完成させたオペラ。

コルンゴルドの名を知る人はそれほど多くはない。モラヴィア地方で生まれ、ウィーンではモーツァルトの再来としてもてはやされ、若くして活躍していた。

ナチスの台頭を受けてアメリカに逃れてからは、ハリウッドの映画音楽の作曲を手がけ、戦争後にウィーンに戻ったが、ついに復活を遂げることはできなかった。

今日では、もっぱら、このオペラの作曲家として知られる。

ストーリーは、ローデンバックの自伝小説『死の都 ブリュージュ』をもとにしている。

妻マリーの死を受け入れられず、その幻を日々を暮らしている主人公のパウルと、亡き妻に瓜二つの踊り子マリエッタによる愛憎劇。

音楽は、どことなく、世紀末のウィーンの雰囲気を引きずっている。どうしても、リヒャルト・シュトラウスの音楽との共通性を感じてしまうが、シュトラウスほどには、モダンでもない。

2014年3月の新国立劇場の公演から。