エーリッヒ・ウォルフガング・コルンゴルドが、1920年、弱冠23才の時に完成させたオペラ。
コルンゴルドの名を知る人はそれほど多くはない。モラヴィア地方で生まれ、ウィーンではモーツァルトの再来としてもてはやされ、若くして活躍していた。
ナチスの台頭を受けてアメリカに逃れてからは、ハリウッドの映画音楽の作曲を手がけ、戦争後にウィーンに戻ったが、ついに復活を遂げることはできなかった。
今日では、もっぱら、このオペラの作曲家として知られる。
ストーリーは、ローデンバックの自伝小説『死の都 ブリュージュ』をもとにしている。
妻マリーの死を受け入れられず、その幻を日々を暮らしている主人公のパウルと、亡き妻に瓜二つの踊り子マリエッタによる愛憎劇。
音楽は、どことなく、世紀末のウィーンの雰囲気を引きずっている。どうしても、リヒャルト・シュトラウスの音楽との共通性を感じてしまうが、シュトラウスほどには、モダンでもない。
2014年3月の新国立劇場の公演から。
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