2019年4月21日日曜日

ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロルド』

フランスの作曲家、エクトル・ベルリオーズが、1834年6月に完成させた、ヴィオラ独奏付きの交響曲。

ヴァイオリンの名手、パガニーニにヴィオラのための管弦楽曲を依頼されたベルリオーズが、パガニーニを満足させる曲を作れずに、最後はヴィオラ独奏付きの交響曲に落ち着いたという話が伝わっている。

イギリスの詩人、バイロンの長編詩『チャイルド・ハロルドの巡礼』にインスピレーションを得て作られており、4つの楽章にはそれぞれ場面を表す表題が付いている。

ヴィオラは、この曲の名では主人公のハロルドの役を演じている。

この長編詩はイタリアが舞台だが、ベルリオーズもローマ賞を受賞してイタリアを訪れており、その時の経験が作曲にも活かされている。

イギリス人のバイロン、フランス人のベルリオーズ、二人のイタリア趣味が混じり合った作品とも言える。

幻想交響曲と同じようなメロディが、所々で登場する。

2019年1月のNHK交響楽団の定期公演から。ヴィオラ演奏は佐々木亮、指揮はトゥガン・ソヒエフ。

0 件のコメント:

コメントを投稿