2020年1月13日月曜日

ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、1807年から1808年にかけて作曲した、6番目の交響曲。

ベートーヴェンは、この交響曲でも、新たな試みをしている。

5つの楽章で構成されていて、しかも、最後の3つの楽章は切れ目なく演奏されるので、1つの楽章にも思われて、そうなると3つの楽章からなる交響曲となる。

そしてもう一つは、交響曲をいわゆる絶対音楽ではなく、自然を音楽で表現した表題音楽としている点だ。これは特にこの後のロマン派の作曲家達に大きな影響を与えた。

ベートーヴェンは、この曲に唯一、自ら田園という標題をつけており、自らの田舎での生活で目にした光景、そこから感じた音楽を、この交響曲に仕立て上げた。

第1楽章 田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め、アレグロ・マ・ノン・トロッポ、ヘ長調。

実に穏やかに始まる音楽。その穏やかさはこの楽章を通じて終始保たれている。

第2楽章 小川のほとりの情景、アンダンテ・モルト・モッソ、変ロ長調。

小川のせせらぎを表現したような音符が楽譜に表されてる。フルート、オーボエ、クラリネットなどが小鳥のさえずりを表現する。

第3楽章 田舎の人々の楽しい集い、アレグロ、ヘ長調。

人々が集まってきて、次第にその声が大きくなっていくような始まり方。

そして、続いて民族音楽のようなメロディになり、ダンスを楽しんでいるようだ。

第4楽章 雷雨・嵐、アレグロ、ヘ短調。

アレグロで表現される突然の嵐の到来。ベートーヴェンらしい激しいダイナミックな音楽。

第5楽章 牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち、アレグレット、ヘ長調。

ベートーヴェンの自然賛美の感情に満ちた美しい音楽。

2010年4月、ウィーン学友協会での演奏から。指揮はクリスティアン・ティーレマン、演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。

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