1868年6月にミュンヘンのバイエルン宮廷歌劇場でハンス・フォン・ビューローの指揮により初演された。
ニュルンベルグの街を舞台に、若い恋人と、歌の親方のそれぞれの想いが交錯するハートウォーミングなストーリー。
陰鬱な暗いイメージが多いワーグナーのオペラ作品の中では、唯一と言っていい明るい内容。
クライマックスで、マイスタージンガーの靴屋の職人ハンス・ザックスが、”マイスターをないがしろにしなければ、神聖ローマ帝国は滅んでも、ドイツの芸術は残るだろう”と歌う部分には、ワーグナーの思想が色濃く表れている。
2008年のウィーン国立歌劇場の公演から。指揮はクリスティアン・ティーレマン。