2020年11月29日日曜日

モーツァルト:ディヴェルティメント K.136

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、16歳の時に作曲した3つのディヴェルティメントの1つ。

モーツァルトは2回目のイタリア旅行から帰国して間もなくこの曲を作っており、そのイタリアでの経験が反映されていると言われている。

第1楽章、アレグロ。モーツァルトの音楽を代表する軽快な音楽。誰もが一度はどこかで耳にしたことがあるだろう。

第2楽章、アンダンテ。一転して穏やかな、緊張した心を和らげてくれるような音楽。

第3楽章、プレスト。再び軽快な音楽へ。

2019年10月、サントリー・ホールで行われた、イ・ムジチ合奏団の演奏。


2020年11月22日日曜日

ドホナーニ:弦楽四重奏曲 第3番

ハンガリーの作曲家、エルンスト・フォン・ドホナーニが1926年に作曲した3番目の弦楽四重奏曲。

ドホナーニはブラームスを敬愛していた。この曲もその影響が色濃く感じられる。

第1楽章 Allegro agitato e appassionato。激しい感情を感じさせる音楽。劇的な展開で終わりを迎える。

第2楽章 Andante religioso con variazioni。第1楽章の激しさを癒すような音楽。

第3楽章 Vivace giocoso。再びダイナミックな音楽だが、今度は軽快さが感じられる。

2020年2月、東京の第一生命ホールで行われた、エルデーディ弦楽四重奏団

ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番

ヨハネス・ブラームスが、1860年に作曲した最初の弦楽六重奏曲。

ブラームスは、過去の巨匠たちが作曲してきた弦楽四重奏曲については、その発表に慎重だったが、そうした背景のない弦楽六重奏曲については、1860年という比較的早い時期に発表している。

第1楽章 Allegro ma non troppo。ブラームスらしい、重厚で哀愁のある音楽。

第2楽章 Andante ma moderato。とても印象深い、ドラマチックな音楽で始まる。その後は、その主題が様々な形式で変奏されていく。

第3楽章 Scherzo. Allegro molto - Trio. Animato。それまでの気分を一新させれるような軽快なスケルツォ。

第4楽章 Rondo. Poco Allegretto e grazioso。第3楽章の影響を引きずりながら、明るい感じの音楽が続き、そのままフィナーレを迎える。

2020年1月、東京のハクジュホールでの演奏。カルテット・アマービレに加えて、ビオラに磯村和英、チェロに堤剛が参加した。


ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章

ウィーン生まれのアントン・ヴェーベルンが、1905年に作曲した、弦楽四重奏のための音楽。

演奏時間わずか6分間ほどの小曲だが、冒頭から哀愁のあるメロディで始まり、聴くものを心をあっという間に魅了してしまう。

その後は、喜び、高揚などを思わせる、様々なメロディが表れては消えていく。

聴き終えると、まるで一本の映画あるいは1冊の小説を読み終えたような、そんな気分にさせられる。

初期の頃の後期ロマン派のヴェーベルンの魅力がこの6分間の中に凝縮されているような音楽だ。

2020年1月、東京のハクジュホールでの、カルテット・アマービレによる演奏。


2020年11月21日土曜日

ドニゼッティ:オペラ『連隊の娘』

イタリア、ペルガモ生まれの作曲家ガエターノ・ドニゼッティが、1840年にパリで作曲したオペラ。

当初、ドニゼッティはこのオペラをナポリで初演する意向だったが、当時のイタリアでは検閲が厳しかったため、結果的にパリでフランス語版で初演された。

アルプスのチロル地方を舞台に、幼い頃に貴族の両親と離れ離れになりフランス軍の連隊で育てられた少女と、地元の農家の青年との恋物語を基軸としたコメディ。

南アフリカ出身のソプラノのプレティ・イェンデがマリー役を務め、一方のトニオ役は、メキシコ出身のハヴィエル・カマレナ。

2019年3月にニューヨークのメトロポリタン劇場で行われた公演。


2020年11月14日土曜日

モーツァルト:オペラ『コシ・ファン・トゥッテ』

モーツァルトが1970年に作曲したオペラ・ブッファ。

脚本は『フィガロの結婚』や『ドン・ジョバンニ』を書いたロレンツォ・ダ・ポンテ。

2組の恋人が、相手の恋人を口説いて浮気するかどうかを試してみるという、物議を醸しそうなストーリーで、いかにもダ・ポンテらしい。

女性はみんな浮気をする、と断言する哲学者。女性姉妹に仕える女中が2組の恋人同士と絡んで、女性3人と男性3人が様々な組み合わせで歌い、二重唱から六重唱までが展開される。

2020年のザルツブルグ音楽祭は、100年を記念する開催だったが、新型コロナの影響を受けて当初の予定を変更して、感染対策を十二分に施した上で、このプログラムで開催された。

指揮は、ヨアナ・マルヴィッツ。演奏は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。


2020年11月1日日曜日

ベルワルド:交響曲第3番『風変わりな交響曲』

スウェーデン生まれで、独学で音楽を学んだ作曲家、フランツ・アドルフ・ベルワルドの3番目の交響曲。

第1楽章、Allegro fuocoso。

第2楽章、Adagio - Scherzo: Allegro assai - Adagio。

第3楽章、Finale: Presto。

全体を通じて、伸びやかな印象の音楽で、風変わりな感じは全くなかった。

2018年9月、ウィーンの学友協会での演奏から。指揮はスウェーデン人のヘルベルト・プロム主テット、演奏はウィーン・フィル。