2022年2月27日日曜日

ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ

ヴィオラ奏者でもあったパウル・ヒンデミットが、1917年に作曲したヴィオラ・ソナタ。

第1楽章、幻想曲。夢見るようなドリーミングな音楽。

第2楽章、主題と変奏。静かな始まりだが、様々な要素の音楽が登場しては消えていく。

第3楽章、フィナーレ、主題と変奏。この楽章でも、主題が様々な音楽に変奏されていく。

ヴィオラのことを知り尽くしたヒンデミットだけに、色々なヴィオラの特徴を盛り込んでいて、ヴィオラの魅力を満喫できる一曲。

2022年1月、北トピア、さくらホールでの演奏から。ヴィオラは川本嘉子、ピアノは津田裕也。


2022年2月6日日曜日

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 

驚異的な演奏テクニックで知られるニコラス・パガニーニが、1817年から1817年にかけて作曲した最初のヴァイオリン協奏曲。

第1楽章、Allegro maestoso – Tempo giusto。オペラの序曲のような出だし。しかし、ヴァイオリンのパートは劇的な音楽で、パガニーニはその対比の効果を狙ったようだ。

第2楽章、Adagio espressivo。今度は逆にオーケストラがドラマティックな音楽を奏でて、ヴァイオリンは抒情的な音楽で応える展開。

第3楽章、Rondo Allegro spiritoso – Un poco più presto。第2楽章から続けて演奏されるが、音楽は明るく、壮麗なものになる。そして華やかな雰囲気の中でフィナーレを迎える。

2021年11月にサントリーホールで行われた演奏から。ヴァイオリンは、フランチェスカ・デゴ、指揮はファビオ・ルイージ、演奏はNHK交響楽団。


バルトーク:ピアノ協奏曲第3番

バルトークが1945年に亡命していたアメリカで作曲した3番目のピアノ協奏曲。

バルトークが生前に完成させた最後の曲でもある。 

第1楽章。バルトークらしい、不思議なピアノのメロディで始まる。

第2楽章。スケルツォのような軽快な音楽。東洋的な響きにも聴こえる。

第3楽章。ようやくバルトークらしい、民族音楽的な、打楽器的な音楽になる。

バルトークにしては、全体的に大人しい音楽。死を前にして古典的な響きに回帰したのか、あるいはアメリカの聴衆に聴きやすい音楽を試行したのか。

2021年12月、東京芸術劇場での演奏から。ピアノは小林海都、指揮はガエタノ・デスピノーザ、演奏はNHK交響楽団。