ブリテンが1960年から1961年にかけて作曲した唯一のチェロソナタ。
1960年に、ロンドンでロストロポーヴィチがショスタコーヴィッチのチェロソナタを演奏したことがきっかけで、この曲が作られたという。
ブリテンは他にもこの縁から、チェロ協奏曲や無伴奏チェロ組曲などを作曲している。
第1楽章、ディアロゴ。ダイナミックな激情的な音楽で始まり、静かに終わる。
第2楽章、スケルツォ-ピツィカート。短いスケルツォ。
第3楽章、エレジア。しっとりとしたエレジー。
第4楽章、マルチア。短いが印象的な楽章。
第5楽章、無窮動。再び、激情的な音楽に戻り、フィナーレを迎える。
ブリテンのチェロという楽器に対するイメージがそのまま音楽になっているような曲。
2021年2月、武蔵野市民文化会館小ホールでの演奏。チェロは佐藤晴真、ピアノは大伏啓太。