2024年2月17日土曜日

バルトーク:ハンガリーの風景

ベーラ・バルトークが、1931年に完成させた、管弦楽用の作品。

10分ほどの商品ながら、ハンガリーの民謡音楽が満載で、バルトークの音楽の特徴がよく表れている。

第1曲、セーケイ人のところでの夕べ。

第2曲、熊踊り。

第3曲、旋律。

第4曲、ほろよい気分。

第5曲、豚飼いの踊り。

2023年11月、NHKホールで行われた公演から。指揮はゲルゲイ・マダラシュ、演奏はNHK交響楽団。


リスト:ハンガリー幻想曲

フランツ・リストが、1849年に作曲した、ピアノと管弦楽のための音楽。

ハンガリーの民族的な音楽がふんだんに取り入れられている。

ピアノのカデンツァが多く、かなり自由な構成に感じられたが、フィナーレでは、同じテーマをピアノとオーケストラで交互に演奏して、劇的なフィナーレを迎える。

2023年11月、NHKホールで行われた公演から。ピアノは阪田知樹、指揮はゲルゲイ・マダラシュ、演奏はNHK交響楽団。


2024年2月11日日曜日

リムスキー・コルサコフ:歌劇「雪娘」組曲

ニコライ・リムスキー・コルサコフが、1881年に完成させた、オペラ『雪姫』から、1895年に組曲に仕立てた作品。

リムスキー・コルサコフは、この『雪姫』というオペラを、自らの最高のオペラ作品とみなしていたようだ。

第1曲:序奏 美しい春。麗らかな春の様子が描かれた静かな曲。

第2曲:鳥たちの踊り。踊る鳥たちの様子が目に浮かぶような、軽快な音楽。 

第3曲:ベレンデイ皇帝の行列。民族音楽の雰囲気と、コミカルさも兼ね備えた、リズミカルな音楽。

第4曲:軽業師の踊り。華やかなフィナーレ。

2023年11月、NHKホールで行われた公演から。指揮は平石章人、演奏はNHK交響楽団。



2024年2月4日日曜日

シベリウス:交響詩『タピオラ』

ジャン・シベリウスが、1926年に完成させた交響詩。

同じ時期に、シベリウスは、交響曲第6番と第7番を作曲していた。

フィンランドの叙事詩『カレワラ』に登場する森の神タピオ。そのタピオの住む土地、というのがこの交響詩の題名。

最初に登場するのが、森を象徴する主題で、次にタピオを表す主題が表れて、その後はこの2つの主題を中心に音楽が展開されていく。

静かなフィナーレ。タピオが森に帰っていくように感じられた。

2023年11月、東京のサントリーホールでの公演から。指揮はユッカ・ペッカ・サラステ。演奏は、NHK交響楽団。


バッハ:フーガの技法

ヨハン・セバスティアン・バッハが、晩年の1740年台に作曲を始め、完成させることなく亡くなったことから未完に終わった作品。

14曲のフーガと4曲のカノンで構成されている。

単純な主題を元にして、様々な音楽世界が構築されたこの作品は、クラシック音楽の最高傑作の一つに数えられている。

チェンバロの演奏を想定して作曲されたようだが、楽器指定がないために、様々な楽器で演奏される。

2023年11月、浜離宮朝日ホールでの公演から。演奏は、カザルス四重奏団。


ヴィトマン:弦楽四重奏曲第10番

クラリネット奏者でもある、イェルク・ヴィトマンが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番の第5楽章のカヴァティーナにインスピレーションを受けて作曲した、弦楽四重奏曲。

ヴィトマンは、他にもベートーヴェンに触発された曲を作っており、この曲はベートーヴェン・スタディのVとも呼ばれている。

冒頭は、ベートーヴェンの時代の古典的な調べの音楽で始まるが、次第に現代音楽の様相を呈していく。

2023年10月に東京の紀尾井町ホールで行われた公演から。演奏は、ジュリアード弦楽四重奏団。