2025年8月16日土曜日

クライスラー:ウィーン狂詩曲風幻想曲

ウィーン生まれで、後にアメリカに移住したフリッツ・クライスラーが、1948年に作曲したヴァイオリンとピアノのための幻想曲。

故郷のウィーンの懐かしい音楽を回想しているような音楽。

狂詩曲風といいながらも、クライスラーらしい、美しい旋律。

2021年2月、東京のハクジュホールで行われた公演から。ヴァイオリンは小林美恵、ピアノは上田晴子。



シェーンベルク:幻想曲

シェーンベルクが、晩年の1949年に作曲した、ヴァイオリンとピアノのための幻想曲。

ヴァイオリンの、激しい基調の音楽で始まる。ピアノは、そのヴァイオリンの気持ちを抑えるように伴奏していく。

2021年2月、東京のハクジュホールで行われた公演から。ヴァイオリンは小林美恵、ピアノは上田晴子。

2025年8月11日月曜日

ブリテン:ピアノ協奏曲

ベンジャミン・ブリテンが、1938年に作曲したピアノ協奏曲。

ブリテンは、ピアニストでもあったが、意外にもピアノ曲は少ない。

4つの楽章から構成されているが、伝統にはとらわれない、ユニークな構成になっている。

第1楽章、トッカータ。いきなり現代風の音楽で、この曲の特徴を宣言している。

第2楽章、ワルツ。これで踊るのは難しいだろうな、という感じのワルツ。

第3楽章、即興曲。

第4楽章、行進曲。やや、コミカルな印象の間の抜けたマーチのようだ。

2025年4月、東京のサントリーホールでの公演から。ピアノは、ベンジャミン・グローヴナー。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。演奏は、NHK交響楽団。

プロコフィエフ:組曲『3つのオレンジへの恋』

セルゲイ・プロコフィエフが、1918年にロシア革命から逃れてアメリカへの亡命する途中で、イタリアの劇作家カルロ・ゴッツィの童話を知り、アメリカに着いたのちに作曲し、オペラとして完成した。

その音楽を、6つの組曲にしたもの。

第3曲の行進曲と第4曲のスケルツォは、いかにもプロコフィエフらしい音楽。

2025年4月、東京のサントリーホールでの公演から。ピアノは、ベンジャミン・グローヴナー。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。演奏は、NHK交響楽団。


ドホナーニ:童話の主題による変奏曲

ハンガリー生まれの作曲家。エルンスト・ドホナーニが、1913年に作曲した、ピアノのための音楽。

童謡の”キラキラ星”の曲を、様々に変奏させている。

馴染み深い童謡から変奏していき、ジャズ風の音楽や、濃厚なブラームスのような音楽に変化する様子は、聴いてても面白い。

2025年5月、NHKホールでの演奏から。ピアノは藤田真央。指揮はギエドレ・シュレキーテ。演奏はNHK交響楽団。


コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲

オーストリアに生まれた、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトが、1945年に作曲した唯一のヴァイオリン協奏曲。

ユダヤ人であったため、1938年にアメリカに亡命し、その後は映画音楽の作曲者として成功した。

第1楽章、モデラート・ノビレ。ロマンチックな音楽で、映画音楽を連想してしまう。

第2楽章、ロマンツァ。神秘的な音楽。

第3楽章、アレグロ・アッサイ・ヴィヴァーチェ。壮麗なフィナーレ。

所々に、ジョン・ウィリアムズのような音楽が聞こえてくる・・・

2025年6月、NHKホールでの公演から。バイオリンはダニエル・ロザコヴィッチ、指揮はタルモ・ペルトコスキ、演奏はNHK交響楽団。


2025年8月10日日曜日

ボウエン:4本のヴィオラのための幻想曲

イギリスの作曲家、エドウィン・ヨーク・ボウエンが1907年に作曲した、文字通り4つのヴィオラのためのファンタジー。

後期ロマン派のスタイルで書かれたこの曲は、これぞ幻想曲、と言っていい、美しくロマンチックな音楽。

2023年8月、宮城県の仙南芸術文化ホールでの公演から。演奏は、ヴィオラの演奏集団SDA48。