2012年8月18日土曜日

マーラー:交響曲第5番

マーラーの交響曲は、彼の人生と切り離して考えることはできない。この交響曲第5番を作曲した1901年〜1902年、マーラーは、アルマとの出会いを迎える一方で、痔病にも悩まされていた。

マーラーにとっての交響曲第5番、運命交響曲の出だし、第1楽章は、”葬送行進曲”と名付けらている。その名の通り、暗い、陰鬱な調子で始まる。

第2楽章での、その暗さはつきまとい、第3楽章ではスケルツォ風に、ワルツの音楽も飛び出してくる。

そして、あまりにも有名な第4楽章のアダージョ。この世ので、もっとも美しい音楽の1つ。耽美的にも聞こえ、厭世的にも聞こえる。

最後の第5楽章では、冒頭の陰鬱な様子は消え、壮麗でダイナミックな音楽が展開され、フィナーレを迎える。

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、ワールド・オーケストラ・フォア・ピース、2010年8月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたプロムス2010の演奏から。

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