1743年にナポリで初演されたペルゴレージのオペラ。
現在では、あまりポピュラーとは言えないペルゴレージだが、当時はモーツァルト、ロッシーニと並ぶオペラ作曲家だった。
当時のナポリは、英邁なスペインのカルロ7世王の元で、音楽のみならず、哲学者のヴィーコなど、様々な文化・芸術が花開いた。ベルゴレージのオペラは、その華やかさを今日に伝えている。
アドリアーノとは、ローマ皇帝ハドリアヌスのこと。今のシリアで、パルティア帝国を征服したハドリアヌスと、パルティアの王の娘エレーナとその恋人の恋をめぐる物語。
歌いところは歌い、チェンバロが奏でられると、セリフが語られるという、当時の決まり事で進行するオペラだが、現代はむしろ新鮮に聞こえる。
2010年のペルゴレージ・フェスティバルでの演奏。
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