ヴェルディが、1886年に完成させた、シェイクスピア原作のオペラ。
ヴェルディは、すでに晩年で、作曲への意欲を失いかけていたが、依頼者の巧みな誘いに、ついにこの曲を完成させたという。
我々は、この依頼者、リコルディに感謝すべきだろう。
第1幕の冒頭の嵐のシーンから、いきなりクライマックスを迎える。
オテロ、妻のデスデーモナ、イヤーゴ、カッシオの全ての主要なキャストが登場し、ダイナミックで緊迫感あふれるコーラスが、このオペラの不安な幕開けを告げる。
誰もが知っているストーリーと結末。だからこそ、この冒頭のシーンが活きる。観客は、この時点で結末を意識して、その後の展開をゆっくり楽しんでいくことになる。
実によくできているオペラだ。
2008年のザルツブルグ音楽祭から。指揮はリッカルド・ムーティ。
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