ベートーヴェンは、1803年の第9番から、しばらくヴァイオリンソナタを作らなかったが、1812年に久しぶりに、しかし最後となる10番目のヴァイオリンソナタを作曲した。
翌年の1813年には、交響曲第7番を完成させており、もっとも充実した時期の作品。
第1楽章は、アレグロ・モデラート。ト長調。
明るく、伸びやかな音楽。
第2楽章は、アンダンテ・エスプレッシーボ。変ホ長調。
瞑想するような、祈るような、そんな雰囲気の音楽。
第3楽章は、スケルツォ・アレグロ。ト短調。
第2楽章から続けて演奏される。スケルツォだが、それほどはじけずに、抑制されている感じ。
第4楽章は、ポコ・アレグレット。ト長調。
美しい主題が、様々な形で演奏され、最後はヴァイオリンとピアノが一体になって、フィナーレを迎える。
明らかに、それまでの9つのヴァイオリンソナタとは違っている。成熟された、という印象を受ける。
ザルツブルク音楽祭2012での演奏。ヴァイオリンはレオニダス・カヴァコス、ピアノはエンリコ・パーチェ。
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