2017年1月9日月曜日

ラフマニノフ:徹夜祷

ラフマニノフが、1915年に作曲した、ギリシャ正教会で徹夜で行われる徹夜祷のための音楽。

合唱のみで構成され、器楽部分はない。

ラフマニノフは、経験なギリシャ正教徒ではなかったという。

純粋な宗教音楽だが、この2年前にラフマニノフは合唱交響曲『鐘』を作曲しており、何となく雰囲気が似ている。

1917年にボルシェビキによる革命が起こってからは、長く演奏されることはなかったという。

2013年10月、モスクワ国立合唱団による東京オペラシティーでの演奏。

ブリテン:セレナード

イギリス人のベンジャミン・ブリテンが、1943年に作曲した歌曲集。

冒頭に、短いホルンのソロパートがあり、その後に、6つの歌曲が続く。

歌曲の詩は、ブレイクやテニスンなどの詩が使われている。

6つの曲は、それぞれ多彩で、どれも楽しめる。

2016年11月、ダニエル・ハーディング指揮、パリ管弦楽団とテノールのマーク・パドモアによる東京での演奏から。

ブリテン:4つの海の間奏曲

イギリス人のベンジャミン・ブリテンが作曲し、1945年に初演されたオペラ『ピーター・クライズム』の間奏曲をまとめ、管弦楽用にアレンジしたもの。

夜明け、日曜の朝、月光、嵐、という4つの曲から構成される。

オペラを知っている人は、その内容を思い出すことができるが、知らなくても、音楽を十分に堪能できる。

音楽は実に素直というかオーソドックスで、4つの曲の名前から連想されるようなわかりやすい曲になっている。

終わり方も劇的で、オペラの間奏曲からの抜粋と全く感じられないほど、独立した音楽になっている。

2016年11月、ダニエル・ハーディング指揮、パリ管弦楽団による東京での演奏から。

2017年1月7日土曜日

ブリテン:弦楽四重奏曲第3番

ベンジャミン・ブリテンが、1975年に作曲した、3番目の弦楽四重奏曲。

第2番からは、およそ30年が立っている。しかも、1976年にはブリテンは亡くなっており、最晩年の作品。

内容は、前の2つの作品より、よりモダンな内容になっている。

第1楽章、二重奏(デュエッツ)。

第2楽章、オスティナート。

第3楽章、独奏(ソロ)。

第4楽章、ブルレスケ。

第5楽章、レティタチーヴ&パッサカリア。

2014年6月、ベルチャ四重奏団によるパリでの演奏。

ブリテン:弦楽四重奏曲第2番

ベンジャミン・ブリテンが、1945年に作曲した、2番目の弦楽四重奏曲。

第1楽章、アレグレット・カルモ・センツァ・リゴーレ。

スタイリッシュな音楽。

第2楽章、ヴィヴィアーチェ。

ヴィヴィアーチェというよりも、ドラマチックな音楽。

第3楽章、シャコニー ソステヌート。

終始、静かな雰囲気で進む。最後のリフレインが印象的。

2014年6月、ベルチャ四重奏団によるパリでの演奏。

ブリテン:弦楽四重奏曲第1番

ベンジャミン・ブリテンが、1941年に作曲した、最初の弦楽四重奏曲。

第1楽章、アンダンテ・ソステヌート。

不協和音のような現代的な音楽。

第2楽章、アレグレット・コン・スランチオ。

短く、あっという間に終わってしまう。

第3楽章、アンダンテ・カルモ

アンニュイな雰囲気に満ちている。チェロが奏でる音楽が実に美しい。

第4楽章、モルト・ヴィヴァ-チェ。

基調は、再び第1楽章に戻り、

全体的にモダンな音楽で、威風堂々のブリテンとは、全く違った印象で面白い。

2014年6月、ベルチャ四重奏団によるパリでの演奏。