フランシス・プーランクが作曲し、1957年にミラノで初演された3幕もののオペラ。
ストーリーは、フランス革命期に起きた実際の事件が元になっている。
第1幕の第1場から、革命勢力に怯える貴族たちの不安げな様子で始まり、このオペラの悲劇性が予感される。
第1幕の第4場。修道院長が”死の恐怖”と叫んで死を迎える場面は圧巻。
そして、第3幕の最後では、修道女たちが一人一人、ギロチンにかけられていく。そして大きな音の音楽が奏でられることなく、静かな雰囲気のままフィナーレが訪れる。
悲劇性の中にも華やかさを感じる伝統的なオペラとは一線を画した、ドキュメンタリーなリアリティ・オペラといったところか。
心理的な描写が多いのは、当時のフランス現代哲学の影響か。マックス・エルンストのコラージュ作品のことも想起された。
2019年5月、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場での公演。指揮はヤニック・ネゼ=セガン、ブランシュ・ド・ラ・フォルス役にはイザベル・レナード。
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