2025年3月22日土曜日

ラフマニノフ:交響的舞曲

セルゲイ・ラフマニノフが1940年に作曲した、最後の曲。

最初は、2台のピアノのための音楽が完成し、本人とホロヴィッツの演奏で初演された。その後、管弦楽用のバージョンも作られた。

ピアノ版では、切れ目なく演奏される。

ジャズ音楽の影響を大きく受けているように感じられた。

第1楽章:Non allegro。

第2楽章:Andante con moto (Tempo di valse)。

第3楽章:Lento assai - Allegro vivace。

2024年11月、ベルリンのフィルハーモニーでの公演から。演奏は、ユジャ・ワンとヴィンキンガー・オラフソン。


2025年3月16日日曜日

ベンダ:チェンバロ協奏曲

チェコ系ドイツ人のゲオルク・アントン・ベンダによる、チェンバロ協奏曲。

前古典派を代表する音楽家。イタリアへの留学経験もあり、劇音楽でよく知られ、モーツァルトにも影響を与えたと言われてる。

第1楽章、アレグロ・ノン・タント。リズミカルな音楽。

第2楽章、アンダンテ。

第3楽章、アレグレット。緊張感のある音楽。

2025年1月、東京の紀尾井ホールでの演奏から。チェンバロはフランチェスコ・コルティ、演奏はイル・ポモ・ドーロ。


バッハ:チェンバロ協奏曲第1番

バッハが1738年から1739年にかけて作曲したと考えられている、チェンバロのための協奏曲。

それまで、伴奏用の楽器として考えられていたチェンバロに初めて焦点をあてたとされる曲。

バッハのチェンバロ協奏曲の中でも、最も評価が高い曲。

第1楽章、アレグロ ニ短調。緊張感のある始まりで、思わず背筋を整えてしまう雰囲気を持っている。

第2楽章、アダージョ ト短調。バッロク音楽の色合いが濃い。

第3楽章、アレグロ ニ短調。第1楽章と違って、明るい雰囲気を感じるアレグロ。

2025年1月、東京の紀尾井ホールでの演奏から。チェンバロはフランチェスコ・コルティ、演奏はイル・ポモ・ドーロ。


エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番

ルーマニア出身のジョルジュ・エネスコが、1926年に完成させた、3番目のヴァイオリン・ソナタ。

エネスコの最高傑作の呼び声高い、20世紀ヴァイオリン・ソナタの頂点とも言える名曲。

第1楽章、Moderato malinconico。民族感にあふれた、メランコリックな音楽。

第2楽章、Andante sostenuto e misterioso。ネコの鳴き声のような、ヴァイオリンが歌っているような音楽。

第3楽章、Allegro con brio, ma non troppo mosso。アヴァンギャルドな音楽。フィナーレは特に凄い。

2024年11月、王子ホールでの演奏から。ヴァイオリンはアリーナ・イブラギモヴァ、ピアノはセドリック・ティベルギアン。


ラモー:オペラ『エベの祭典』

バロック期にフランスで活躍したジャン=フィリップ・ラモーの3幕もののオペラ。1739年に発表された。

ストリーは、古代ローマ時代の神話に題材をとっており、青春の女神エベを中心にした恋愛劇。

ラモーの先人であったリュリは、フィレンツェ生まれながらイタリアのエモーショナルなオペラではなく、オペラとバレエが融合したフランス独自のオペラを確立した。

ラモーのこのオペラも、その伝統を引き継いでいる。

古代ギリシャの神々が登場するオペラだが、舞台をパリに設定している。サッカーのフランス代表のようなユニフォームをつけて踊ったダンスがユニークだった。

2024年12月、パリのオペラ・コミック座での公演から。指揮は、ウィリアム・クリスティ。



2025年3月9日日曜日

ドビュッシー:小組曲

クロード・ドビュッシーが、1886年から1889年に作曲した、ピアノのための4つの曲から構成される組曲。

その後、別な人物によって管弦楽用に編曲された。

ドビュッシーは、1884年にローマ賞を受賞し、1885年からイタリアに留学していた。

1. 小舟にて。

2. 行列。リズミカルな音楽。

3. メヌエット。伝統的なメヌエット。

4. バレエ。躍動感に溢れて、最もドビュッシーらしい音楽。

2022年9月、弘前市民会館での演奏から、演奏はアンサンブル・ミクスト木管五重奏団。


ライヒャ:木管五重奏曲 作品91-3

アントニーン・レンヒャが作曲した、24の木管五重奏曲の一つ。1818年に作曲された作品91か第3。

レンヒャは、チェコの作曲家で、フルート奏者としても活躍した。ベートーヴェンとも同じ大学で学んでいた学友だった。

後年はパリに移り、作曲理論家として著作も残した。将来を先取りしたような理論は、当時は注目されなかったが、今日、再評価が進んでいる。

第1楽章、Lento - Allegro assai。

第2楽章、Adagio。

第3楽章、Minuetto: Allegro vivo。

第4楽章、Finale: Allegretto。

木管の全てを知り尽くしたレンヒャによって、フルート、ホルン、ファゴットなどの特徴がよく活かされている。

2022年9月、弘前市民会館での演奏から、演奏はアンサンブル・ミクスト木管五重奏団。