ヴェルディが、1854年に作曲し、翌年の1855年にパリのオペラ座で初演された。
1282年に、当時シチリアを支配していたフランス人に対して、怒ったシチリア市民が、多くのフランス人を虐殺した事件をもとにしている。
第1回目のパリ万博の記念として依頼されたことから、その内容が、フランスのグランド・オペラ風であるといわれている。
序曲はとりわけ有名で、コンサートの冒頭で単独で演奏される機会が多い。最もヴェルディらしいメロディーの一つでもある。
支配者であったフランス総督の隠し子と、殺されたシチリア王の娘が恋仲にあるというのが、このオペラのストーリーの鍵になっている。
二人の結婚を祝福する鐘の音が、虐殺の開始の合図になっている。それを知った元シチリア王の娘の花嫁が、愛する男の父親を心配して結婚に反対するが、父親のフランス総督はそうとは知らず、愛する息子のために結婚をいそがせ、鐘が鳴り、最後に自分が殺されてしまうという、劇的な幕切れになる。
その第5幕では、結果はわかっているのに、ヴェルディの素晴しい音楽と、歌手たちの迫真の演技によって。見ていてハラハラさせられてしまう。
2010年10月のパルマ王立歌劇場の公演。フランス総督役のレオ・ヌッチが素晴しい。
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