2013年12月21日土曜日

シューマン:交響曲第4番

第1番の次に作曲されたが、その後の改定もあり、出版が他の交響曲より遅くなったことから、4番目の交響曲になっている。

始まりが、ジャーン、と伝統的な始まり方になっており、作られた時期を想像させる。

第1楽章は、1つの主題のみが展開される。

第3楽章は、スケルツォだが、堂々としたメロディが印象的で、心に残る。

第4楽章は、ダイナミックな音楽。最後の部分は、ベートーベンからの引用しているように聞こえる。

2012年、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマ—フィルハーモニー管弦楽団の演奏。

ヴェルディ:オペラ『アイーダ』

ヴェルディが、1870年に作曲し、翌年の1871年にエジプトのカイロで初演されたオペラ。

エジプトの総督であったイスマイル・パシャが、スエズ運河の完成、カイロのオペラ劇場の完成を受けて、ベルディに依頼した。

パシャは、ヴェルディが断ったら、グノーかワーグナーに依頼しようとしていたらしい。

ヴェルディを代表するオペラで、第2幕の凱旋の場での音楽は特に有名で、いろいろな場面で効果音的に利用される。

エジプト側のラダメスと、敵対するエチオピア王女のアイーダの愛。そして、エンディングでの悲劇的な二人の死、というヴェルディらしいというか、イタリアオペラらしい設定。

ラダメスを愛するアムネリスの出来が、このオペラの出来を左右する、といってもいいかもしれない。

祝宴の場面では、ダンスが長時間に渡って演じられ、グランドオペラとしての構成を持っている。

2012年2月、パルマ国立歌劇場での公演。

2013年12月7日土曜日

ヴェルディ:オペラ『仮面舞踏会』

1859年に初演されたオペラ。

新大陸、ボストンの総督リッカルドと、秘書のレナートの妻アメリアとの愛と、レナートの復讐、総督への反対者達の陰謀などを絡めたストーリー。

それぞれの会場が、ヴェルディの多彩な音楽で見事に表現されている。

最後の仮面舞踏会の場面に、すべての感情が集約されるという演出も、オペラ全体に統一感を与えている。

実際に当時に発生したスウェーデン王の仮面舞踏会での暗殺事件をもとにしているが、厳しい検閲のために、舞台を新大陸に写している。

2011年10月パルマ王立歌劇場での公演。指揮は、ジャンルイジ・ジェルメッティ。

2013年12月1日日曜日

シューマン:交響曲第3番『ライン』

シューマンが1850年に作曲した3番目の交響曲。

デュッセルドルフ管弦楽団の音楽監督を務めていた際に作成し、よくライン川の畔を散歩していたので、通称ラインと呼ばれるが、シューマン自身がそう読んだわけではない。

第1楽章は、華やかで壮麗に始まる。シューマンの作った多くのメロディの中でも、とりわけ印象深いメロディだ。

第4楽章は、荘厳に、というその名の通り、荘厳な音楽。ケルン大聖堂で行われた枢機卿の就任式典にインスピレーションを受けて、この交響曲全体が作られたといわれ、その意味では、この楽章がこの交響曲の中心と言えるだろう。

2012年、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の演奏。

シューマン:交響曲第2番

シューマンが1845年から46年にかけて作曲した2番目の交響曲。

第1楽章は、重々しく始まり、全体を通じ、複雑な内容。

第2楽章はスケルツォ。印象的な軽快なメロディがある。

第3楽章は、哀愁に満ちあふれた、ムーディーな音楽。

第4楽章は、華やかの中にも壮麗さを兼ね備えた音楽になっている。

1846年にメンデルスゾーン指揮のゲヴァントハウス管弦楽団によって初演された。

シューマンは、メンデルスゾーンのライプツィヒ音楽院で教えていたが、精神の病いから退き、ドレスデンに居を移していた。

2012年、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の演奏。