バッハが、マタイによる福音書の第25, 26章をもとに作曲した、オーケストラと合唱団、ソロシンガーたちのための音楽。
1727年にドイツ、ライプツィヒの聖トーマス教会において初演された。
バッハの死後、長く忘れられていたが、メンデルスゾーンが1829年に復活上演を行い、その後、よく知られるようになった。
現在は、およそ3時間かけて、二部構成で68曲が演奏される。
わずか本にして10ページか20ページほどの内容を、悲しみや喜びなどの表現を織り交ぜながら、これほど壮大な音楽を作り上げてしまう、バッハという音楽家の凄みが感じられる。
中でも、15曲目、39曲目、そして最後のコーラスがよく知られていて、敬虔な場面、悲劇的な場面での効果音として使われる。
1971年に、カール・リヒターの指揮のもとに演奏され、映像化された。
背後の壁を白で統一し、真上に、巨大な十字架を設置した、印象的な舞台構成は、この曲の敬虔な内容を、より引き立てている。
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