2020年10月31日土曜日

モーツァルト:戴冠ミサ

 モーツァルトが1779年に書き上げた最初のミサ曲。モーツァルトはミサ曲を18曲作っている。

1791年にプラハで、サリエリがレオポルド2世の戴冠式で演奏したことから、戴冠ミサと呼ばれている。

第1曲 キリエ(あわれみの讃歌)

第2曲 グローリア(栄光の讃歌)

第3曲 クレド(信仰宣言)

第4曲 サンクトゥス(感謝の讃歌)

第5曲 ベネディクトゥス(ほむべきかな)

第6曲 アニュス・デイ(平和の讃歌)

2018年12月にミラノのスカラ座で行われたクリスマス・コンサートから。指揮はディエゴ・ファソリス、演奏はミラノ・スカラ座管弦楽団及び同合唱団。


2020年10月25日日曜日

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番

モーツァルトが1786年に作曲した、24番目のピアノ協奏曲。

短調のピアノ協奏曲は第20番とこの第24番だけ。

明るく軽快で楽しいだけではない、モーツァルトのもう一つの側面を十二分に味わうことができる作品。

第1楽章 アレグロ。メランコリックな雰囲気のメロディで始まる、

第2楽章 ラルゲット。

第3楽章 アレグレット。

2018年9月、アメリカのクリーブランド、セヴェランス・ホールでの演奏。ピアノはランラン、指揮はウェザー・メスト、演奏はクリーブランド管弦楽団。


フランク:ヴァイオリンソナタ

ベルギー生まれの作曲家、セザール・フランクが1886年に作曲したヴァイオリンソナタ。

いわゆる循環形式で作られていて、印象的ないくつかのテーマが、表れてはまた消えていく。数あるヴァイオリンソナタの中でも屈指の名曲。

とりわけ冒頭のメランコリックなメロディが幻想的で美しく、聴いている人をこの曲の世界に一気に引き込んでしまう。

第1楽章:Allegretto ben moderato。

第2楽章:Allegro。

第3楽章:Recitativo-Fantasia (ben moderato)。

第4楽章:Allegretto poco mosso 。この楽章の始まりのメロディはとりわけ有名。

2020年2月、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ホールでの演奏。ピアノはマルタ・アルゲリッチ、ヴァイオリンはガイ・ブラウンシュタイン。

プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第2番

セルゲイ・プロコフィエフが、1944年に作曲した2番目のヴァイオリンソナタ。

プロコフィエフは、1942年から43年にかけてフルートソナタを作曲したが、この曲はピアノの部分はそのままに、フルート部分をヴァイオリンに改作した作品。

ソナタながら、4つの楽章からなる本格的な構成の曲。

第1楽章 モデラート。

第2楽章 ブレスト。

第3楽章 アンダンテ。

第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ。

2020年2月、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ホールでの演奏。ピアノはマルタ・アルゲリッチ、ヴァイオリンはガイ・ブラウンシュタイン。


シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番

ロベルト・シューマンが、1851年の9月12日から16日までのわずか5日間で完成させた、最初のヴァイオリンソナタ。

15分ほどの小品だが、シューマンの様々な音楽要素が詰まっている秀作。

第1楽章 情熱的な表現で(アレグロ・アパッショナート)。

第2楽章 アレグレット。

第3楽章 生き生きと(アレグロ・コン・ブリオ)。

2020年2月、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ホールでの演奏。ピアノはマルタ・アルゲリッチ、ヴァイオリンはガイ・ブラウンシュタイン。



マスカーニ:オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』

トスカーナ州リヴォルノ生まれの作曲家、ピエトロ・マスカーニが作曲し、1890年に完成された1幕物のオペラ。

原作は、シチリア生まれのジョヴァンニ・ヴェルガの小説で本人がその戯曲版も書いている。

ストーリーは、シチリアの田舎町で起こった三角関係から決闘に至る愛憎劇。いわゆるイタリア・ヴェリズモの代表的な作品。

とりわけ、映画『ゴッドファーザーIII』で使用された、哀愁に満ちた美しい間奏曲が有名。

マスカーニは、ムッソリーニ政権が誕生すると、ミラのスカラ座の監督の座を狙って接近。そのせいで戦後は厳しい立場に追い込まれた。

2019年にイタリア南部の洞窟都市マテーラで行われた野外公演から。ナポリのサン・カルロ劇場のスタッフによって公演された。


2020年10月11日日曜日

アブラハムセン:レット・ミー・コール・ユー

 デンマーク、コペンハーゲン生まれの作曲家、ハンス・アブラハムセンが作曲した、ソプラノとオーケストラのための音楽。

現代音楽の歌唱を得意とする、ソプラノ歌手のバーバラ・ハニンガンのリクエストにより作曲された。ハニンガンとベルリンフィルにより2013年12月に初演されている。

イギリスの音楽批評家で作家でもある、ポール・グリフィスの同名の小説が元になっている。

3つのパート、合計7つの曲から構成されている。

2016年のBBCプロムスの演奏から。ソプラノはバーバラ・ハニンガン、指揮はミルガ・グラジニーテ=ティーラ、演奏はバーミンガム市交響楽団。


2020年10月10日土曜日

シューベルト:オペラ『フィエラブラス』

フランツ・シューベルトが、1823年に作曲した3幕物のオペラ。

劇中の台詞は普通に語られる、ドイツ伝統のジングシュピール。

シューベルトの生前には演奏されることはなく、初演は死後7年たった1835年でしかも一部のみ、全曲演奏は1897年になってからだった。

その後も、クラウディア・アバドが1988年に演奏するまで、長く忘れられていた。

ストーリーは、スペインをイスラム勢力が占領していた時代、ムーア人の王の王子とカール大帝の娘など、フランス人とムーア人の2組の恋人たちをめぐる物語。

ストーリーはありきたりだが、歌曲王と言われるシューベルトの音楽は美しい。

2014年にザルツブルグ音楽祭での演奏から。インゴ・メッツマッハー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。