第1楽章は、ホルンによる、ベートベーンの交響曲第5番のような出だし。いきなりチャイコフスキーらしいダイナミックな音楽が展開される。木管楽器によるもう一つの主題と、この2つの主題がめまぐるしく交錯する。
チャイコフスキーは、この曲に強い表題性があることを示唆していたという。この楽章は、2つの感情がぶつかっているようにも聞こえる。
特に、この第1楽章の最後は、まるでこの交響曲自体の終わりかのような、ドラマチックな終わり方だ。
第2楽章は、オーボエの抒情的な調べで始まる。第1楽章で盛り上がった感情が、一気に静まっていく。
第3楽章は、いわゆるピチカートの楽章。他に、ロシア民謡からの音楽も使われている。
第4楽章は、一転、けたたましい音楽が展開され、シンバルが連打される。第1楽章の冒頭の主題が、途中で再び登場する。最後は、この楽章の冒頭の主題で終わる。
チャイコフスキーの交響曲全体に言えることかもしれないが、この交響曲でも、第1楽章、第2楽章が素晴らしい。
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、サンクトペテルブルグ・マイリンスキー劇場管弦楽団による
2010年のパリでの演奏。
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