2022年4月9日土曜日

サン・サーンス:クラリネット・ソナタ

サン・サーンスが、1921年に作曲した唯一のクラリネット・ソナタ。サン・サーンスはその年に亡くなっている。

晩年になって、それまで顧みられてこなかった楽器にレパートリーを与えようと考えて作曲したという。

第1楽章、アレグレット。伸びやかでゆったりとした音楽。

第2楽章、アレグロ・マニアート。スケルツォのような軽快な音楽。

第3楽章、レント。重々しい音楽で始まる。人生の悲哀を感じさせるような楽章。

第4楽章、モルト・アレグロ―アレグレット。色々な音楽が登場した後で、最後はゆったりとした冒頭の主題に戻り、フィナーレを迎える。

聞き終わった後で、1つの物語を読み終わったような、不思議な感覚に捉われた曲だった。

2021年12月、大阪ホールでの演奏。クラリネットは吉田誠、ピアノは小菅優。

0 件のコメント:

コメントを投稿