リヒャルト・シュトラウスが、1898年に作曲した交響詩。これが、シュトラウスにとっては最後の交響詩となった。
その最後を締めくくるように、この交響詩のテーマは、自らの生涯を音楽で綴った内容だが、この曲を作曲した時、シュトラウスはまだ30代だった。
英雄。ホルンの壮麗な音楽が印象的。父親がホルン奏者だったシュトラウスにとって、ホルンは自分を象徴する楽器だったのだろう。
英雄の敵。シュトラウスを批判する音楽評論家たちの様子が、陰鬱な音楽で表現される。
英雄の妻。第1ヴァイオリンが優しいメロディを奏でる。
英雄の戦場。一転して、激しい戦いの音楽。
英雄の業績。ドン・ファンなどのこれまでのシュトラウスの作品からの引用で構成される。
英雄の隠遁と完成。英雄は隠遁し、静かな死を迎える。英雄とその妻を象徴する、ヴァイオリンとホルンの美しい音楽。
1986年のベルリンフィルのサントリーホールでの来日公演から。指揮は小澤征爾。カラヤンが急病で来日が叶わず、小澤征爾が代役を務めた。
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