2025年10月4日土曜日

チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲『偉大な芸術家の思い出』

チャイコフスキーが、1881年から1882年にかけて作曲した、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのピアノ三重奏曲。

友人で、音楽家、ピアニストであったニコライ・ルービンシュタインへの追悼の音楽。そのため、”偉大な芸術家の思い出”と呼ばれている。

第1楽章、悲歌的小品(Pezzo Elegiaco)、Moderato assai - Allegro Giusto。

追悼の曲らしい、物悲しい音楽で始まる。後半は、やや落ち着きを取り戻し、故人を回想するような音楽へ。

第2楽章、主題と変奏。主題と12の変奏、そしてコーダで構成される。明るい基調の音楽で終わると思いきや、再び冒頭の追悼の音楽に戻り、フィナーレを迎える。

一つの短編小説を読み終えたような印象が残る、そんなピアノ三重奏曲だった。

2024年10月、トッパンホールでの演奏から。ヴァイオリンは周防亮介、ピアノは五十嵐薫子、チェロは笹沼樹。


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