2014年2月15日土曜日

チャイコフスキー:オペラ『チェレヴィチキ』

チャイコフスキーが、1885年に作曲したオペラ。一度、1874年に鍛冶屋のヴァクーラとして完成させたオペラを、改作した。

チェレヴィチキとは、舞踏会で履く、豪華な靴のこと。幼なじみのオクサーナから、結婚の条件としてチェレヴィチキを求められたヴァクーラが、それを手に入れ、オクサーナと結婚する、というストーリー。

ゴーゴリの初期の作品、ウクライナ説話集『ディカーニカ近郷夜話』の中の『降誕祭の前夜』という話がベースになっている。

女性の母親が、魔女で、魔法を使い、村中の様々な男達を虜にしていく様子が楽しい。

第3幕では、エカテリーナ女王の宮殿で、美しいバレエと、コサックダンスが登場し、見る物を楽しませる。

第4幕の冒頭で、愛する恋人を待つオクサーナと、彼女の恋人の母親との二重唱の、哀愁を帯びたメロディーが、実に美しい。

文字通り、歌あり、踊りあり。ウクライナの農村の暮らしと、エカテリーナ女帝の宮殿の対比も面白く、エンターテイメントとしての出来が素晴らしい。

しかし、これまでは長く演じられず、知られざるオペラと言われていたという。

2009年11月の英国ロイヤルオペラの公演。

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