2014年2月15日土曜日

ロッシーニ:オペラ『マティルデ・ディ・シャブラン』

ロッシーニが1821年に作曲した32作目のオペラ。若くして引退したロッシーニの作品の中では、湖上の美人、ランスへの旅などとともに、後期のものに含まれる。

女性嫌いで、粗暴な城主、コッラディーノが、美しい女性マティルデに心を奪われ、最後は、彼女の前に跪く、という、ロッシーニらしい、たわいのないストーリー。

ロッシーによる、場面場面に応じた素晴らしい音楽を、単純に楽しめる。

今から見れば、たわいのないストーリーだが、検閲制度の厳しい時代にあっては、どうしても、このような、当たり障りのない、恋愛もの、になってしまうのだろう。

最後に、暴君を跪かせたマティルデが、その勝利を高らかに歌い上げる。

”女性たちは、勝つために、支配するために生まれてきた!”

ある意味では、どんな政治劇よりも、過激で、真実を含んでいる内容、と言えるのかもしれない。

2012年、イタリアのペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティバル2012での演奏。

コッラディーノ(テノール)役のフアン・ディエゴ・フローレスは、現在、その甘いマスクと抜群の歌唱力で、最も人気のあるテノール歌手の一人。

0 件のコメント:

コメントを投稿