ストラヴィンスキーが、1910年から1911年にかけて作曲したバレエ音楽。はじめは、ピアノ用に構想していた曲だという。
1910年の火の鳥、1913年の春の祭典、という有名な2つの間に挟まれており、過激なその2作に比べると、大人しい音楽になっている。
物語は、魔術師の魔法で命を吹き込まれた、3つの人形。ペトルーシュカ、バレリーナ、ムーア人が、謝肉祭のお祭りで巻き起こす騒動を描いている。
第1部の中の、ロシアの踊り(Dansu Russe)が特に有名。
第3部のバレリーナの踊り(Danse de la Ballerine)のパートにも、印象的なメロディが登場する。
第4部の冒頭の、オーケストラが揃って奏でる音楽も、実に美しい。
主人公の3人の踊り以外にも、農夫やジプシーの踊りの部分もあり、それぞれの音楽が個性的で、オーケストレーションの巧みさと合わさり、聞く者を決して飽きさせない。
ストラヴィンスキーが、バレエ音楽の中で追求しようとしていたことが、よくわかる気がする。
1911年のオリジナル版と、ストラヴィンスキーが古典主義的な音楽を書くようになってからの1947年版がある。
ロリン・マゼール指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団による、ミュンヘンでの2012年9月の1911年版の演奏。
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