ブラームスが1884年から1885年にかけて作曲した、4番目の、そして最後の交響曲。
第1楽章。Allegro non troppo。哀愁に満ち溢れた重厚なブラームスらしい音楽。終わりは、実に劇的で、これで交響曲全体が終わってしまったような印象を受ける。
単独の楽章としては、数ある交響曲の中でも、もっとも素晴らしい音楽のひとつ。
第2楽章。Andante moderato。ホルンの伸びやかな音楽で始まり、様々な展開を見せた後で、最後は再びその音楽で終わりを迎える。
第3楽章。Allegro giocoso。勇壮な主題で始まる。
すでにこの時点で、この交響曲は、いったい、どの境地まで行ってしまうのだろう?と感じてしまう。
第4楽章。Allegro energico e passionato。初めは、それまでとは、少し変わった印象を受ける。
音楽が展開されて行くにつれて、この楽章自体が、複雑な構造をもっていることがわかってくる。
終わりは意外にあっさりとしている。もうこれで終わり?という感じ。
ブラームスは、自らの4つの交響曲の中でも、特にこの交響曲を気に入っていたというが、確かに納得。
ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による2012年12月のロンドンでの演奏。
2015年2月21日土曜日
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
シマノフスキが、1932年から1933年にかけて作曲した2番目のヴァイオリン協奏曲。
シマノフスキにとっては、最後の管弦楽曲となった。
2つの楽章からなり、繊細なヴァイオリンの音楽が印象的。
ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による2012年12月のロンドンでの演奏。ヴァイオリンは、レオニダス・カヴァコフ。
シマノフスキにとっては、最後の管弦楽曲となった。
2つの楽章からなり、繊細なヴァイオリンの音楽が印象的。
ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による2012年12月のロンドンでの演奏。ヴァイオリンは、レオニダス・カヴァコフ。
シマノフスキ:交響曲第4番
ポーランドの作曲家、シマノフスキが1932年に作曲した4番目の交響曲。
ピアノとオーケストラによって演奏されるので、ピアノ協奏曲のようにもとれる。
第1楽章。Moderato - tempo commodo。不安な雰囲気の音楽で始まり、徐々にスケールの大きな音楽になっていく。
第2楽章。Andante molto sostenuto。ピアノの印象的な旋律で始まる。神秘的で静謐な音楽。
第3楽章。Allegro non troppo, ma agitato ed ansioso。第2楽章から切れ目なく演奏され、対照的なハイテンションな音楽。
シマノフスキは、この曲をタトラ地方というポーランドの山岳部の村に滞在中に作曲した。その地方の民族音楽の強い影響を受けているという。
ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による2012年12月のロンドンでの演奏。ピアノは、デニス・マツーエフ。
ピアノとオーケストラによって演奏されるので、ピアノ協奏曲のようにもとれる。
第1楽章。Moderato - tempo commodo。不安な雰囲気の音楽で始まり、徐々にスケールの大きな音楽になっていく。
第2楽章。Andante molto sostenuto。ピアノの印象的な旋律で始まる。神秘的で静謐な音楽。
第3楽章。Allegro non troppo, ma agitato ed ansioso。第2楽章から切れ目なく演奏され、対照的なハイテンションな音楽。
シマノフスキは、この曲をタトラ地方というポーランドの山岳部の村に滞在中に作曲した。その地方の民族音楽の強い影響を受けているという。
ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による2012年12月のロンドンでの演奏。ピアノは、デニス・マツーエフ。
ロッシーニ:オペラ『ギョーム・テル』
1829年にパリで初演された、ロッシーニのオペラ。ウィリアム・テルという名前の方が、よく知られている。
スイスのオーストラリアからの独立の英雄、ウィリアム・テルの話を軸に、オーストラリアの王女とスイスの軍人との恋を絡めて描いた、4時間にわたる、大河ドラマのような内容の巨大なオペラ。
ロッシーニは、このオペラの後、しばらく音楽界から足を洗い、料理三昧の生活を楽しむようになった。
当時、イタリアはオーストラリアの支配下にあったために、この曲は政治的な影響をいろいろと受けた。
ロッシーニというと、セビリアの理髪師、泥棒かささぎ、オリー伯爵など、いわゆるどうでもいい恋の話のオペラばかり作っているイメージがあるが、このオペラでは、ベルディばりに、政治と恋が絡んだ、複雑な内容になっている。
引退を前にして、少しは硬派なオペラを作ってみたくなったのだろうか?
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2013での公演。主役のアルノルドは、売れっ子の・フアン・ディエゴ・フローレスが演じた。
スイスのオーストラリアからの独立の英雄、ウィリアム・テルの話を軸に、オーストラリアの王女とスイスの軍人との恋を絡めて描いた、4時間にわたる、大河ドラマのような内容の巨大なオペラ。
ロッシーニは、このオペラの後、しばらく音楽界から足を洗い、料理三昧の生活を楽しむようになった。
当時、イタリアはオーストラリアの支配下にあったために、この曲は政治的な影響をいろいろと受けた。
ロッシーニというと、セビリアの理髪師、泥棒かささぎ、オリー伯爵など、いわゆるどうでもいい恋の話のオペラばかり作っているイメージがあるが、このオペラでは、ベルディばりに、政治と恋が絡んだ、複雑な内容になっている。
引退を前にして、少しは硬派なオペラを作ってみたくなったのだろうか?
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2013での公演。主役のアルノルドは、売れっ子の・フアン・ディエゴ・フローレスが演じた。
2015年2月8日日曜日
シマノフスキ:交響曲第3番『夜の歌』
ポーランドの作曲家、カロル・シマノフスキが1916年に作曲した3番目の交響曲。
3つの楽章からなるが、切れ目なく演奏される。
第1楽章、モデラート・アッサイ。
第2楽章、ビビアーチェ・スケルツァンド
3つの楽章からなるが、切れ目なく演奏される。
第1楽章、モデラート・アッサイ。
第2楽章、ビビアーチェ・スケルツァンド
第3楽章、ラルゴ。
第1、3楽章は、合唱曲となっており、ペルシャの神秘的な思想を持つルーミーの詩、夜の歌、のポーランド誤訳がその歌詞になっている。
その詩に合わせるように、音楽も神秘的な音楽で、ドビュッシーやストラビンスキーのような雰囲気。
シマノフスキは、この曲を作る前にフランスなどを訪れ、そこで、オリエント文化に深い興味を持ったという。
2012年12月にロンドンで行われた、ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団による演奏。
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
モーツァルトが、1789年に作曲した、クラリネットと弦楽四重奏用の曲。
当時、クラリネットは、まだ登場したばかりの楽器だった。モーツァルトは、その楽器の特徴をすぐに把握して、この屈指の名曲を書き上げた。
第1楽章 アレグロ。クラリネット、というと必ず思い浮かぶ、有名なメロディ。
第2楽章 ラルゲット。
第3楽章 メヌエット。
第4楽章 アレグレット。
2000年、ザルツブルクのモーツァルテウムでの、クラリネットのザビーネ・マイヤーとハーゲン四重奏団による演奏。
当時、クラリネットは、まだ登場したばかりの楽器だった。モーツァルトは、その楽器の特徴をすぐに把握して、この屈指の名曲を書き上げた。
第1楽章 アレグロ。クラリネット、というと必ず思い浮かぶ、有名なメロディ。
第2楽章 ラルゲット。
第3楽章 メヌエット。
第4楽章 アレグレット。
2000年、ザルツブルクのモーツァルテウムでの、クラリネットのザビーネ・マイヤーとハーゲン四重奏団による演奏。
2015年2月7日土曜日
モーツァルト:交響曲第41番
モーツァルトが、1788年に完成させた、いわゆる3大交響曲のひとつ。
ジュピターと呼ばれるが、モーツァルトが名付けたものではなく、その壮麗な音楽のイメージから、後世にそう呼ばれるようになった。
第1楽章、アレグロ・ビビアーチェ。
前奏もなく、いきなり主題の強烈な音楽が奏でられる。まるで広大な宇宙空間を感じさせる、スケールの大きい音楽。
第2楽章、アンダンテ・カンタービレ。
第3楽章、メヌエット。
最後は、メヌエットという言葉のイメージとは違った、壮大な音楽になる。
第4楽章、モルト・アレグロ。
軽快で、しかも壮麗。フーガは、このままいつまでも、続いていくのでないか、と錯覚してしまうほど、聴く人を陶酔させてしまう。
確かに、ジュピターという名にふさわしい。
2013年、ルツェルン音楽祭での、サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルの演奏。
ジュピターと呼ばれるが、モーツァルトが名付けたものではなく、その壮麗な音楽のイメージから、後世にそう呼ばれるようになった。
第1楽章、アレグロ・ビビアーチェ。
前奏もなく、いきなり主題の強烈な音楽が奏でられる。まるで広大な宇宙空間を感じさせる、スケールの大きい音楽。
第2楽章、アンダンテ・カンタービレ。
第3楽章、メヌエット。
最後は、メヌエットという言葉のイメージとは違った、壮大な音楽になる。
第4楽章、モルト・アレグロ。
軽快で、しかも壮麗。フーガは、このままいつまでも、続いていくのでないか、と錯覚してしまうほど、聴く人を陶酔させてしまう。
確かに、ジュピターという名にふさわしい。
2013年、ルツェルン音楽祭での、サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルの演奏。
モーツァルト:交響曲第40番
モーツァルトが、1788年7月に完成させた交響曲。ト短調。モーツァルトの交響曲では、短調は珍しい。
いわゆる3大交響曲のひとつで、第39番は同じ年の6月に、第41番は8月に完成させている。
第1楽章、モルト・アレグロ。
あまりにも有名な第1主題のメロディー。軽やかながら、どこかに哀愁を感じさせる。
第2楽章、アンダンテ。
メロディー自体は、穏やかだが、緩急、音の大小などが所々で見られ、喜び、悲しみなど、この音楽を聴く人に、様々な感情を呼び起こす。
第3楽章、メヌエット、アレグレット、トリオ。
濃厚な、第1、2楽章のあとで、小休止を入れるような、楽章。
第4楽章、アレグロ・アッサイ。
一転して、軽やかな音楽。冒頭の哀愁を忘れさせ、喜びの中にフィナーレを迎える。
2013年のルツェルン音楽祭。サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルの演奏から。
いわゆる3大交響曲のひとつで、第39番は同じ年の6月に、第41番は8月に完成させている。
第1楽章、モルト・アレグロ。
あまりにも有名な第1主題のメロディー。軽やかながら、どこかに哀愁を感じさせる。
第2楽章、アンダンテ。
メロディー自体は、穏やかだが、緩急、音の大小などが所々で見られ、喜び、悲しみなど、この音楽を聴く人に、様々な感情を呼び起こす。
第3楽章、メヌエット、アレグレット、トリオ。
濃厚な、第1、2楽章のあとで、小休止を入れるような、楽章。
第4楽章、アレグロ・アッサイ。
一転して、軽やかな音楽。冒頭の哀愁を忘れさせ、喜びの中にフィナーレを迎える。
2013年のルツェルン音楽祭。サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルの演奏から。
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