2013年5月4日土曜日

サン=サーンス:動物の謝肉祭

サン・サーンスが、1886年に、私的なパーティーのために作曲した、14の小品からなる組曲。

ベルリオーズ、メンデルスゾーンらの様々な曲をパロディとして使用していることもあり、サン・サーンスは、有名な白鳥という曲を除いては、死ぬまでその楽譜を公開しなかった。

鶏、ロバ、象、カンガルーなどの動物が、ピアノ、ヴァイオリン、フルートなどで表現される。”巨匠”というお堅いイメージがあるサン・サーンスの別な側面が垣間見える作品。

しかし、すべての楽器が演奏されるパートのアンサンブルは、それらの楽器の音が融合され、一つの楽器として聞こえてきて、まるで魔術のよう。見事という他はない。

プロコフィエフの『ピーターと狼』のような内容だが、プロコフィエフの作品とは違い、こちらは、子供用に作曲した訳ではない。

2013年のラ・フォル・ジュルネ東京での演奏から。萩原麻未 (ピアノ)、酒井茜 (ピアノ)、竹澤恭子 (ヴァイオリン)、デボラ・ネムタヌ (ヴァイオリン)、リダ・チェン (ヴィオラ)、趙静 (チェロ)、渡邉玲雄 (コントラバス)、工藤重典 (フルート)、ラファエル・セヴェール (クラリネット)、安江佐和子 (マリンバ、ハルモニウム)というメンバーで演奏された。

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