ショスタコーヴィチが、1957年に作曲した、11番目の交響曲。
ロシアの歴史に、暗い影を落としている、1905年の血の日曜日事件を音楽で描いた、いわゆる標題音楽。
第1楽章。アダージョ。宮殿前広場。ト短調。
悲劇となった事件を象徴するように、重々しい、陰鬱な音楽。
第2楽章。アレグロ。1月9日。ト短調。
民衆の行進を表す音楽で始まり、やがて、その民衆を狙撃する政府軍の一斉射撃が始まる。
第3楽章。アダージョ。永遠の記憶。ト短調。
皇帝配下の軍の銃殺によって倒れた、民衆へのレクイエム。美しいが、厳粛な音楽。
第4楽章。アレグロ・ノン・トロッポ。警鐘。ロ短調。
仲間の死を乗り越えて、躍動する労働者への賛歌。
だが、この警鐘とは、誰への警鐘だろうか?
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場管弦楽団による、2014年2月、パリのサル・プレイエルでの演奏。
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