フランツ・シューベルトが、1816年に作曲したバイオリンとピアノのための3つの曲の1つ。
シューベルト自身は、ヴァイオリン・ソナタと考えていたが、その死後、シューベルトの作品を出版した人々によって、その規模がもモーツァルトやベートーヴェンらと比べると小規模であるとして、ソナチネとして出版された。
第1楽章、アレグロ・モルト。ニ長調。
第2楽章。アンダンテ。イ長調。
第3楽章、アレグロ・ヴィヴィアーチェ。ニ長調。
2021年2月白寿ホールでの演奏から。ヴァイオリンは小林美恵。
フランツ・シューベルトが、1816年に作曲したバイオリンとピアノのための3つの曲の1つ。
シューベルト自身は、ヴァイオリン・ソナタと考えていたが、その死後、シューベルトの作品を出版した人々によって、その規模がもモーツァルトやベートーヴェンらと比べると小規模であるとして、ソナチネとして出版された。
第1楽章、アレグロ・モルト。ニ長調。
第2楽章。アンダンテ。イ長調。
第3楽章、アレグロ・ヴィヴィアーチェ。ニ長調。
2021年2月白寿ホールでの演奏から。ヴァイオリンは小林美恵。
フランツ・シューベルトが最晩年の1827年頃に作曲したピアノのための音楽。
シューベルト音楽の魅力が凝縮されているような珠玉の名作。
第1曲、アレグロ。ヘ短調。短調ながら軽やかに進んでいく音楽。
第2曲、アレグレット。変イ長調。内省に満ちた音楽。シューベルトを代表する音楽の一つ。
第3曲、アンダンテ。変ロ長調。変奏曲。何ともいえない穏やかな雰囲気に包まれた音楽。
第4曲、アレグロ・スケルツァンド。ヘ短調。それまでの内省的な感情から解き放たれたような軽快な音楽。
2020年8月、ザルツブルグ音楽祭の演奏から。アンドラーシュ・シフの演奏。
ポーランド生まれの作曲家、ヘンリク・ヴィエニャフスキが作曲した、ヴァイオリンとピアノのための小品。
ヴィエニャフスキはユダヤ人の家庭に生まれたが、父の代にカトリックに改宗した。
ヴィエニャフスキはヴァイオリニストでもあったので、短い中にも高度な演奏テクニックが要求される。
ポロネーゼだが、スラヴ舞踏曲のような趣にも溢れている。
ジョシュア・ベルの家庭での演奏から。
モーツァルトが1778年に作曲した、17番目のヴァイオリン・ソナタ。
当時モーツァルトはマンハイムを旅行中で、滞在場所を提供してくれた家族に感謝して、その娘テレーゼに捧げられている。
第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ。明るい気分に満ち溢れている音楽。
第2楽章 アンダンテ・ソステヌート。ゆったりとしてかつ伸びやかな音楽。
第3楽章 ロンドー:アレグロ。軽やかな音楽。
2021年2月、ハクジュホールでの演奏から。ヴァイオリンは米元響子、ピアノは大須賀恵里。
シューベルトが1824年に作曲した、14番目の弦楽四重奏曲。
第2楽章に、自らの歌曲『死と乙女』のフレーズが使われていることから、その名前でも呼ばれる。
全ての曲が短調で書かれている珍しい構成で、すでに自分の死を意識していたからではないか、とも言われている。
第1楽章、アレグロ。衝撃的な始まり方。数ある弦楽四重奏曲の中でも、屈指のメロディ。
第2楽章、アンダンテ・コン・モルト。静かな音楽で始まるが、その後、様々な曲調に展開していく。
第3楽章、スケルツォ:アレグロ・モルト。シリアスなスケルツォ。
第4楽章、プレスト。切迫したような緊張感が持続したままフィナーレを迎える。
2021年2月、紀尾井ホールでの演奏から。エール弦楽四重奏団による演奏。
フェリックス・メンデルスゾーンが、1847年に作曲した最後の弦楽四重奏曲。
姉のファニーがこの年の5月に亡くなり、悲しみに暮れたメンデルスゾーンがその2ヶ月後にこの曲に着手した。
そのためか、メンデルスゾーンの曲の中では、とりわけ悲劇的な印象の曲になっている。
メンデルスゾーン自身も、同じ年の11月4日に亡くなっている。
第1楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ。劇的な音楽で始まる。
第2楽章、アレグロ・アッサイ。第1楽章の熱情がこの楽章にも引き継がれている。
第3楽章、アダージョ。悲しげなアダージョ。
第4楽章、フィナーレ、アレグロ・モルト。再び、激しい熱情の音楽。
2019年2月、紀尾井ホールでの演奏から。演奏はベルチャ四重奏団。
モーツァルトが1790年に作曲した、22番目の弦楽四重奏曲。
プロイセン王のフリードリッヒ・ウィルヘルム2世のために作曲したと言われる曲。
チェロが得意だったという王のために、チェロの役割が大きくなっている。
第1楽章、アレグロ。伸びやかで、華やかなイメージの音楽。
第2楽章、ラルゲット。
第3楽章、メヌエット、モデラート。
第4楽章、アレグロ・アッサイ。様々な印象の音楽が奏でられた後、上品にフィナーレが訪れる。
2019年2月、紀尾井ホールでの演奏から。演奏はベルチャ四重奏団。
バッハが1717年から1723年にかけて作曲した、元はヴァイオリンとチェンバロのためのソナタの第5番。全部で6曲が作曲された。
第1楽章、ラルゴ。宗教音楽のよう。心の底が洗われていくような音楽。
第2楽章、アレグロ。曲調は変わるが、宗教性は失われていない。
第3楽章、アダージョ。短調な音楽が繰り返されるが、決して飽きさなどは感じない。
第4楽章、ヴィヴィアーチェ。全体の基調は最後まで変わらない。バッハがこの音楽で何をしようとしたのかが、よく感じられてくる。
2020年12月、浜松アクトシティ中ホールでの演奏から。ヴァイオリンは庄司紗矢香、ピアノはヴィキンガー・オラフソン。
コダーイ・ゾルターンが1914年に作曲した、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲。
当時、コダーイはパリから戻り、ハンガリー各地の民俗音楽を収集していた。この曲にはその成果が表れている。
第1楽章、Allegro serioso, non troppo。静かに始まるが、次第に激しく情熱的な音楽に変わっていく。
第2楽章、Adagio。チェロの重厚なアダージョで始まり、ヴァイオリンがそれに続く。しかしすぐ再び情熱的な音楽へ。最後は幻想的な雰囲気になっていく。
第3楽章、Maestoso e largamente, ma non troppo lento - Presto。これまでと同じような基調のまま曲が進み、フィナーレに。
2018年12月、武蔵野市民文化会館小ホールでの演奏から。ヴァイオリンは青木尚佳、チェロはウェン・シン・ヤン。
ベルギーのヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイが1924年に完成させた6つの無伴奏ヴァイオリンソナタの1つ。
それぞれの曲が有名なヴァイオリニストに捧げられており、この第4番はフリッツ・クライスラーに献呈されている。
第1楽章、アルマンド。緊張感がありつつも、哀愁に満ちたメロディー。
第2楽章、サラバンド。ピチカートで始まる。
第3楽章、フィナーレ。スピーディーな展開のままフィナーレを迎える。
2018年12月、武蔵野市民文化会館小ホールでの演奏から。ヴァイオリンは青木尚佳、チェロはウェン・シン・ヤン。
スウェーデンの作曲家、ベルワルドの最後の交響曲。
音楽系の家庭に生まれたが、音楽だけでは生活できず、整形外科や工場のマネージャーなどを務めながら作曲を続けたというユニークな経歴を持っている。
第1楽章 Allegro risoluto。明るくやや忙しげな音楽。
第2楽章 Adagio。ゆるやか印象の音楽。
第3楽章 Scherzo: Allegro molto - Trio。少し激しさはあるが、やはり明るい音楽。
第4楽章 Finale: Allegro vivace - Più mosso - Animato。それまでの穏やかさが打って変わって、壮麗なフィナーレ。
2020年10月、東京芸術劇場で行われた公演から。指揮は鈴木雅明、演奏はNHK交響楽団。
フランツ・シューベルトが1814年から1815年にかけて作曲した2番目の交響曲。完成した時、シューベルトはまだわずか18歳だった。
モーツァルトやベートーヴェンを思わせる音楽が含まれているという。
第1楽章、Largo - Allegro vivace若々しい晴れやかな音楽。
第2楽章、Andante。これぞ、アンダンテ、という感じの音楽。
第3楽章、Menuetto. Allegro vivace。短調のメヌエット。短いながら、とても印象的な音楽。
第4楽書、Presto vivace。第1楽章のようなフレッシュな音楽とフィナーレ。
2020年10月、サントリーホールでの公演から。指揮は鈴木雅明、演奏はNHK交響楽団。
フレデリック・ショパンが1839年に作曲した、2番目のピアノ・ソナタ。
ショパンの3つのピアノソナタの中でも、最も完成度の高い作品といわれる。
伝統的なスタイルのソナタではなく、ショパンらしい独創的な構成になっている。
第1楽章、グラーヴェ - ドッピオ・モヴィメント。ドラマチックで激しい音楽。
第2楽章、スケルツォ。第1楽章の曲調を引きずって始まるが、次第に落ち着いたトーンに変化していく。しかしその後また激しい音楽に変化していく。実に目まぐるしい構成。
第3楽章、葬送行進曲、レント。あまりにも有名な音楽。
第4楽章、フィナーレ、ブレスト。短いエピローグのような楽章。
2019年6月 神奈川県立音楽堂での公演から。ピアノは牛牛(ニュウニュウ)。
プロコフィエフが、1942年から1943年にかけて作曲した、フルートのためのソナタ。
後に、フルート部分をヴァイオリンに変えて、ヴァイオリン・ソナタも作られている。
フルートの持っている様々な特徴が、各楽章によって見事に引き出されている。フルートソナタの中でも屈指の名曲の一つ。
第1楽章、モデラート。不協和音のような、幻想的な不思議なメロディが印象的。
第2楽章、ブレスト。目まぐるしい音楽。
第3楽章、アンダンテ。再び、幻想的な、瞑想を感じさせる音楽。短い楽章。
第4楽章、アレグロ・コン・ブリオ。プロコフィエフらしい、モダンでユニークなメロディ。
2020年12月、大阪シビックホールでの演奏から。フルートは上野星矢、ピアノは岡田奏。
セルゲイ・プロコフィエフが、1934年から1944年にかけて作曲した、3つの戦争ソナタの最後の曲。
第1楽章、アンダンテ・ドルチェ-アレグロ・モデラート-アンダンテ-アンダンテ・ドルチェ・コメ・プリマ-アレグロ。
このピアノソナタ全体のおよそ半分を締め、様々な基調のアンダンテとアレグロが交互に展開する。
とりわけ、最後のアレグロが唐突だが、衝撃的で、とても印象に残る。
第2楽章、アンダンテ・ソニャンド。ソニャンド、夢見るように。静かだが不安定な感じのする音楽。
第3楽章、ヴィヴァーチェ-アレグロ・ベン・マルカート-アンダンティーノ-ヴィヴァーチェ。
第1楽章のように、再び、様々な音楽が詰め込まれる。無機質な機械的な音楽と、ダイナミックな音楽のマリアージュが実に美しい。
そして最後は、エクセントリックなフィナーレを迎える。
2020年11月、武蔵野市民文化会館大ホールでの演奏。ピアノはアンドレイ・ガヴリーロフ。
グスタフ・マーラーが、1884年から1885年にかけて作曲し、その後、1896年に大幅に改訂された歌曲集。マーラーが自ら歌詞も書いている。
第1曲「恋人の婚礼の時」。
第2曲「朝の野を歩けば」。このメロディーは、交響曲第1番の第1楽章にも転用されている。
第3曲「僕の胸の中には燃える剣が」。
第4曲「恋人の青い瞳」。こちらも交響曲第1番の第3楽章に転用されている。
歌曲ながら、その1部が交響曲第1番に使われていおり、マーラーの交響曲が歌曲の要素を色濃く持っていることをよく表している。
2021年1月、すみだトリニティーホールでの演奏から。バリトンは大西宇宙。