2012年5月6日日曜日

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番

自ら演奏した初演時に、あまりにも前衛的な内容から、ブーイングの嵐となり、観客の多くが退席したと言われている、いわくつきのピアノ協奏曲。

残念ながら、初演時の楽譜は失われ、現在残っている楽譜では、初演のものより、いくぶん”大人しくなった”といわれている。果たして、初演のものは、どのような内容だったのだろうか。

その現代版でも、時に叙情的になったり、時に機械的になったり、とめまぐるしく曲調が変わり、飽きさせない。ピアノとオーケストラが時に一体になり、時に独立した旋律を奏でたりと、プロコフィエフの様々な工夫が聞き取れる。

この曲を聴いたのは、ラ・フォルジュルネ・ジャポン2012においてだったが、この前に、チャイコフスキーのバレエ組曲「白鳥の湖」が演奏された。


その有名な曲を聴いた後で、このピアノ協奏曲を聞かせるあたり、企画者のいたずら心がうかがえた。さすがに、初演の時のように、怒って退席する人はいなかったが、白鳥の湖の時はうっとりと聞いていた聴衆が、この曲の時は、少しソワソワした感じだったのが、印象的だった。

ラ・フォルジュルネ・ジャポン2012にて、ピアノ、アブデル・ラーマン・エル=パシャ、ジャン=ジャック・カントロフ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィアで。

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