1942年に初演された、アラム・イリイチ・ハチャトゥリアンが作曲したバレエのための音楽。
アルメニア人の女性を主人公とした物語。当時のソ連の状況を踏まえて、集団農業の成果を讃えるような内容になっている。
音楽は、ハチャトゥリアンらしい、民族色に溢れた華麗なもので、現在でも、運動会の中で使われるような、軽快な音楽もある。
2015年11月のNHK交響楽団の定期公演から。指揮は、ヴラディーミル・フェドセーエフ。
2016年2月28日日曜日
マーラー:歌曲『リュッケルトによる5つの歌曲』
マーラーが、1901年から1902年にかけて作曲した歌曲。
ロマン派の詩人、フリードリヒ・リュッケルトの5つの詩に、曲をつけている。
全体的に、悲しげで厭世的な内容の詩になっていて、音楽も、華やかさより、哀愁に満ちたものとなっている。
中でも、私はこの世に捨てられて Ich bin der Welt abhanden gekommen 、という曲が、とりわけ哀愁に満ちた音楽で、印象に残る。
2015年11月のNHK交響楽団の定期演奏から。指揮は、ディエゴ・マテウス。ソプラノは、ケイト・ロイヤル。
ロマン派の詩人、フリードリヒ・リュッケルトの5つの詩に、曲をつけている。
全体的に、悲しげで厭世的な内容の詩になっていて、音楽も、華やかさより、哀愁に満ちたものとなっている。
中でも、私はこの世に捨てられて Ich bin der Welt abhanden gekommen 、という曲が、とりわけ哀愁に満ちた音楽で、印象に残る。
2015年11月のNHK交響楽団の定期演奏から。指揮は、ディエゴ・マテウス。ソプラノは、ケイト・ロイヤル。
2016年2月20日土曜日
ハイドン:交響曲92番
ハイドンが、1789年に完成させた、92番目の交響曲。
オックスフォード交響曲という名称で呼ばれるが、ハイドンが、オックスフォード大学から学位を授与されたことを記念する演奏会で、演奏されたことによる。
第1楽章。アダージョ、アレグロ・スプリトーゾ。明るい華やかな音楽。
第2楽章。アダージョ。重厚なアダージョ。
第3楽章。メヌエット、アレグロット。これぞ、メヌエット、という音楽。
第4楽章。フィナーレ、プレスト。流れるような音楽。
1983年、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの学友教会での演奏。
オックスフォード交響曲という名称で呼ばれるが、ハイドンが、オックスフォード大学から学位を授与されたことを記念する演奏会で、演奏されたことによる。
第1楽章。アダージョ、アレグロ・スプリトーゾ。明るい華やかな音楽。
第2楽章。アダージョ。重厚なアダージョ。
第3楽章。メヌエット、アレグロット。これぞ、メヌエット、という音楽。
第4楽章。フィナーレ、プレスト。流れるような音楽。
1983年、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの学友教会での演奏。
ハイドン:交響曲第88番
ハイドンが、1787年に作曲した、88番目の交響曲。
第1楽章。アダージョ、アレグロ。軽やかな音楽。
第2楽章。ラルゴ。
第3楽章。メヌエット、アレグレット。
第4楽章。フィナーレ、アレグロ・コン・スピリト。流れるようなフィナーレ。
1983年11月、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの学友教会での演奏。
第1楽章。アダージョ、アレグロ。軽やかな音楽。
第2楽章。ラルゴ。
第3楽章。メヌエット、アレグレット。
第4楽章。フィナーレ、アレグロ・コン・スピリト。流れるようなフィナーレ。
1983年11月、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの学友教会での演奏。
ブルックナー:交響曲第9番
ブルックナーが1896年に亡くなった時、最終楽章が未完のままに残された、ブルックナーの9番目の交響曲。
第1楽章。Feierlich, misterioso。
ブルックナーらしい、巨大なファンファーレだが、misteriosoという名の通り、神秘的な響きを持っている。
第2楽章。Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell。
スケルツォにしては、爆音、ダイナミック。
第3楽章。Adagio. Langsam, feierlich。
一転して、美しいアダージョ。
最後は、消え入るようにして、音楽が終わる。
ダイナミックな大音響が代名詞のブルックナーの、最後の交響曲の最後の楽章は、意外にも、静かな終わり方だった、
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
第1楽章。Feierlich, misterioso。
ブルックナーらしい、巨大なファンファーレだが、misteriosoという名の通り、神秘的な響きを持っている。
第2楽章。Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell。
スケルツォにしては、爆音、ダイナミック。
第3楽章。Adagio. Langsam, feierlich。
一転して、美しいアダージョ。
最後は、消え入るようにして、音楽が終わる。
ダイナミックな大音響が代名詞のブルックナーの、最後の交響曲の最後の楽章は、意外にも、静かな終わり方だった、
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
2016年2月14日日曜日
ベートーヴェン:『シュテファン王』序曲
ベートーベンが、ハンガリーのある劇場の新築公演用に1812年に作曲した序曲。
エネルギッシュなエグムント序曲に比べると、華やかな印象の音楽。
1978年11月、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの楽友協会での演奏。
エネルギッシュなエグムント序曲に比べると、華やかな印象の音楽。
1978年11月、バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの楽友協会での演奏。
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
ベートーヴェンが、1809年から1810年にかけて作曲した、ゲーテの同名の戯曲のための、劇付随音楽。
序曲の他に、9つの曲からなっているが、通常は序曲のみが演奏される。
短い中に、ベートーヴェンのエネルギッシュな音楽が凝縮しており、聴く者の気分を高揚させる。
1975年、カラヤン指揮、ベルリンフィルの演奏。
序曲の他に、9つの曲からなっているが、通常は序曲のみが演奏される。
短い中に、ベートーヴェンのエネルギッシュな音楽が凝縮しており、聴く者の気分を高揚させる。
1975年、カラヤン指揮、ベルリンフィルの演奏。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
ベートーヴェンが、1819年から1822年にかけて作曲した、32番目の、そして最後のピアノソナタ。
2つの楽章から構成されている。ベートーヴェン本人は、その理由を、その後を書く時間がなかったから、と語ったという。
第1楽章。Maestoso - Allegro con brio ed appassionato 。ハ短調。
助奏の後で、運命のテーマのような、印象的なメロディが現れ、この主題が楽章全体を引っ張っていく。
第2楽章。Arietta. Adagio molto, semplice e cantabile。ハ長調。
始めは、迷走するような、静かでゆっくりとした音楽が、徐々に軽快で生き生きとした音楽に変わっていく。
その後は、再び、静かな音楽に変わり、そのまま終わりを迎える。
ダニエル・バレンボイムによる1983年から1984年にかけて行われた、全曲演奏から。
2つの楽章から構成されている。ベートーヴェン本人は、その理由を、その後を書く時間がなかったから、と語ったという。
第1楽章。Maestoso - Allegro con brio ed appassionato 。ハ短調。
助奏の後で、運命のテーマのような、印象的なメロディが現れ、この主題が楽章全体を引っ張っていく。
第2楽章。Arietta. Adagio molto, semplice e cantabile。ハ長調。
始めは、迷走するような、静かでゆっくりとした音楽が、徐々に軽快で生き生きとした音楽に変わっていく。
その後は、再び、静かな音楽に変わり、そのまま終わりを迎える。
ダニエル・バレンボイムによる1983年から1984年にかけて行われた、全曲演奏から。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番
ベートーヴェンが、1821年に完成させた、31番目のピアノソナタ。
第1楽章、Moderato cantabile molto espressivo。変イ長調。
繊細で、敬虔な印象を受ける音楽。
単調のせいか、少しダークな印象のアレグロ。
最初は、アダージョ、そして後半はフーガという珍しい構成。
ダニエル・バレンボイムによる1983年から1984年にかけて行われた、全曲演奏から。
第1楽章、Moderato cantabile molto espressivo。変イ長調。
繊細で、敬虔な印象を受ける音楽。
第2楽章、Allegro molto。ヘ短調。
単調のせいか、少しダークな印象のアレグロ。
第3楽章、Adagio, ma non troppo - Fuga. Allegro, ma non troppo。変イ長調。
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』
ベートーヴェンが1807年に作曲した、演奏会用の序曲。
古代ローマの政治家で、悲劇的な死を迎えたコリオランが主人公の戯曲を見て、その感動を元に作られた曲。
ベートーヴェンの脂が乗り切った時代の曲なので、同時期の運命交響曲のような、ダイナミックで劇的な構造を持っている。
1996年10月、ミュンヘンのヘルクレスザールにおいて、カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団による演奏。
古代ローマの政治家で、悲劇的な死を迎えたコリオランが主人公の戯曲を見て、その感動を元に作られた曲。
ベートーヴェンの脂が乗り切った時代の曲なので、同時期の運命交響曲のような、ダイナミックで劇的な構造を持っている。
1996年10月、ミュンヘンのヘルクレスザールにおいて、カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団による演奏。
ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調
ベートーヴェンが、1796年、26才の時に作曲した、ピアノとオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットという4つの管楽器のための五重奏曲。
同名のモーツァルトの曲を参考に作ったという。
若きベートーヴェンの、古典派的な要素が色濃い内容で、3つの楽章から成り立っている。
ジェイムズ・レヴァインのピアノと、アンサンブル・ウィーン=ベルリンによる、1986年の演奏。
同名のモーツァルトの曲を参考に作ったという。
若きベートーヴェンの、古典派的な要素が色濃い内容で、3つの楽章から成り立っている。
ジェイムズ・レヴァインのピアノと、アンサンブル・ウィーン=ベルリンによる、1986年の演奏。
2016年2月13日土曜日
シベリウス:交響曲第5番
シベリウスが、1915年に自らの50歳の誕生日を祝うイベント用に作曲した、5番目の交響曲。
第1楽章。変ホ長調。Tempo molto moderato - Allegro moderato (ma poco a poco stretto) - Vivace molto - Presto - Più Presto。
北欧の広大な森と大地を感じさせる、壮大な音楽。
第2楽章。ト長調。Andante mosso, quasi allegretto - Poco a poco stretto - Tranquillo - Poco a poco stretto - Ritenuto al tempo I 。
一つの主題が様々な楽器によって、何度か演奏される。
第3楽章。変ホ長調。Allegro molto - Misterioso - Un pochettino largamente - Largamente assai - Un pochettino stretto。
印象的な雄大な主題が展開される。そして、最後に、間をおいて、6つの和音が奏でられるという印象的な終りを迎える。
2015年1月、ミュンヘンのヘルクレスザーレでの、エサ=ペッカ・サロネン指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏。
第1楽章。変ホ長調。Tempo molto moderato - Allegro moderato (ma poco a poco stretto) - Vivace molto - Presto - Più Presto。
北欧の広大な森と大地を感じさせる、壮大な音楽。
第2楽章。ト長調。Andante mosso, quasi allegretto - Poco a poco stretto - Tranquillo - Poco a poco stretto - Ritenuto al tempo I 。
一つの主題が様々な楽器によって、何度か演奏される。
第3楽章。変ホ長調。Allegro molto - Misterioso - Un pochettino largamente - Largamente assai - Un pochettino stretto。
印象的な雄大な主題が展開される。そして、最後に、間をおいて、6つの和音が奏でられるという印象的な終りを迎える。
2015年1月、ミュンヘンのヘルクレスザーレでの、エサ=ペッカ・サロネン指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏。
ヒルボリ:11の門
スウェーデン生まれのアンデシュ・ヒルボリが、2006年に作曲した管弦楽団のための音楽。
11の曲からなり、それぞれの曲には、おしゃべり鏡の部屋で突然、キツツキとの混乱した対話、海に映るおもちゃのピアノ、などユニークな名前が付いている。
音楽的なスケッチとでも行ったところだろうか。
いわゆる難しい現代音楽、という感じではなく、映画『未知との遭遇』などのテーマが引用されるなど、ポピュラーな、親しみやすい音楽になっている。
2015年1月、ミュンヘンのヘルクレスザーレでの、エサ=ペッカ・サロネン指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏。
11の曲からなり、それぞれの曲には、おしゃべり鏡の部屋で突然、キツツキとの混乱した対話、海に映るおもちゃのピアノ、などユニークな名前が付いている。
音楽的なスケッチとでも行ったところだろうか。
いわゆる難しい現代音楽、という感じではなく、映画『未知との遭遇』などのテーマが引用されるなど、ポピュラーな、親しみやすい音楽になっている。
2015年1月、ミュンヘンのヘルクレスザーレでの、エサ=ペッカ・サロネン指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏。
パーセル:メアリー女王のための葬送音楽
ヘンリー・パーセルが、イングランドのメアリー女王の1694年の死に際して作曲した、葬送音楽。
この曲のために作曲したものではなく、それまでの自身の作品からの引用がほとんどだという。
基本的には合唱曲で、歌詞は、英国国教会の祈祷書から取られている。
音楽は、敬虔な内容で、パーセルの女王に対する敬愛の念が、よく表れている。
第1曲目と7曲目の間に、5つの歌曲が挟まれている構成。
スタンリー・キューブリックの映画、『時計仕掛けのオレンジ』の冒頭で、印象的の使われている。
2014年3月、ミュンヘンのガスタイクで演奏された、ダニエル・ハーディング指揮、バイエルン放送交響楽団及び同合唱団による演奏。
この曲のために作曲したものではなく、それまでの自身の作品からの引用がほとんどだという。
基本的には合唱曲で、歌詞は、英国国教会の祈祷書から取られている。
音楽は、敬虔な内容で、パーセルの女王に対する敬愛の念が、よく表れている。
第1曲目と7曲目の間に、5つの歌曲が挟まれている構成。
スタンリー・キューブリックの映画、『時計仕掛けのオレンジ』の冒頭で、印象的の使われている。
2014年3月、ミュンヘンのガスタイクで演奏された、ダニエル・ハーディング指揮、バイエルン放送交響楽団及び同合唱団による演奏。
2016年2月11日木曜日
ブルックナー:交響曲第8番
ブルックナーが1884年から1887年に作曲した、8番目の交響曲。
第1楽章。Allegro moderato。
静かな始まり。複雑な音楽。
第2楽章。Scherzo. Allegro moderato。
有名な、ブルックナーらしい、単調で素朴な主題が最初と最後に登場する。ブルックナー自身は、ドイツの野人と表現している。
自分でも、この音楽の単純さ、粗野さを意識していたようだ。
第3楽章。Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend。
重厚な音楽で奏でられるアダージョ。
第4楽章。Finale. Feierlich, nicht schnell。
壮麗なファンファーレで始まるが、やがて、静かな展開に。
徐々に盛り上がりながら、ゆっくりとした音楽ながら、雄大なフィナーレを迎える。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
第1楽章。Allegro moderato。
静かな始まり。複雑な音楽。
第2楽章。Scherzo. Allegro moderato。
有名な、ブルックナーらしい、単調で素朴な主題が最初と最後に登場する。ブルックナー自身は、ドイツの野人と表現している。
自分でも、この音楽の単純さ、粗野さを意識していたようだ。
第3楽章。Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend。
重厚な音楽で奏でられるアダージョ。
第4楽章。Finale. Feierlich, nicht schnell。
壮麗なファンファーレで始まるが、やがて、静かな展開に。
徐々に盛り上がりながら、ゆっくりとした音楽ながら、雄大なフィナーレを迎える。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
2016年2月7日日曜日
ブルックナー:交響曲第7番
ブルックナーが1881年から1883年にかけて作曲した、7番目の交響曲。
1884年に初演され、ブルックナーの交響曲としては、初めて大きな成功を収めた。
この交響曲の作曲中、1883年にワーグナーが亡くなり、そのオマージュもこの交響曲の中には含まれている。
第1楽章。アレグロ・モデラート。
色々な音楽が現れる、複雑な楽章。
第2楽章。アダージョ。
ブルックナーの数ある主題の中でも、とりわけ有名な、哀愁のあるメロディ。
第3楽章。スケルツォ。
実に単純な主題が展開する。私が最も嫌う、ブルックナーの音楽だ。どうも、ダサいなあ、と感じてしまう。
第4楽章。フィナーレ。
ブルックナーにしては、それほどダイナミックなフィナーレではない。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
1884年に初演され、ブルックナーの交響曲としては、初めて大きな成功を収めた。
この交響曲の作曲中、1883年にワーグナーが亡くなり、そのオマージュもこの交響曲の中には含まれている。
第1楽章。アレグロ・モデラート。
色々な音楽が現れる、複雑な楽章。
第2楽章。アダージョ。
ブルックナーの数ある主題の中でも、とりわけ有名な、哀愁のあるメロディ。
第3楽章。スケルツォ。
実に単純な主題が展開する。私が最も嫌う、ブルックナーの音楽だ。どうも、ダサいなあ、と感じてしまう。
第4楽章。フィナーレ。
ブルックナーにしては、それほどダイナミックなフィナーレではない。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
ブルックナー:交響曲第6番
ブルックナーが、1879年から1881年にかけて作曲した、6番目の交響曲。
ブルックナーは、1880年にスイスに旅行しており、その時のスイスの大自然の印象が、この交響曲には反映されているという。
ダイナミックで大音響、というイメージの強いブルックナーの作品の中では、比較的、穏やかな音楽。
第1楽章。Maestoso。
ヴァイオリンの音がとてもよく聞こえてくる。ブルックナーにしては、珍しい。
アラビアのロレンスのBGMにでもよく合いそうな、オリエンタルな音楽も印象的。
第2楽章。Adagio.Sehr feierlich。
美しいアダージョ。ワーグナーのトリスタンとイゾルデからの影響、そしてマーラーのアダージョへの影響が、それぞれ感じられる。
第3楽章。Scherzo.Nicht schnell - Trio.Langsam。
これまで鳴りを潜めていた、ブルックナーらしい壮麗な音楽がようやく現れる。
第4楽章。Finale.Bewegt,doch nicht zu schnell。
壮大なフィナーレだが、ブルックナーの他の交響曲のフィナーレに比べると、やや抑えられている感じがする。
壮大なフィナーレだが、ブルックナーの他の交響曲のフィナーレに比べると、やや抑えられている感じがする。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
2016年2月6日土曜日
ワーグナー:オペラ『トリスタンとイゾルデ』
ワーグナーが1857年から1859年にかけて作曲した3幕からなるオペラ。台本も自ら書いている。
1865年6月10日、ミュンヘンの宮廷歌劇場で初演された。
ケルト人の伝説に基づくトリスタン神話が元になっている。
当時、ワーグナーはパトロンの妻だったマティルデ・ヴェーゼンドンクと不倫関係にあり、その事がこの物語にも反映されていると言われる。
マルケ王の忠実な部下であった勇者トリスタンが、騙された飲まされた愛の媚薬によって、王の妻イゾルデと許されぬ愛に陥ってしまう。
お互いの地位や、名前を忘れて、一つになり、愛のみに生き、ともに死にましょう、と歌う二人の言葉に、この物語の本質が現れている。
第1幕の序曲は、このオペラの終曲でもあり、イゾルデの愛と死は、この世の中で最も美しい音楽の一つだろう。
第2幕の延々と続くトリスタンとイゾルデの二重唱は、このオペラのハイライト。
ワーグナーを代表するということ以上に、19世紀後半のロマン主義を代表する芸術作品となっている。
2015年のバイロイト音楽祭での上演は、二人は媚薬を飲む前から、実は愛し合っていた、という大胆な設定で、牢屋のようなモダンな舞台演出を取り入れている。
1865年6月10日、ミュンヘンの宮廷歌劇場で初演された。
ケルト人の伝説に基づくトリスタン神話が元になっている。
当時、ワーグナーはパトロンの妻だったマティルデ・ヴェーゼンドンクと不倫関係にあり、その事がこの物語にも反映されていると言われる。
マルケ王の忠実な部下であった勇者トリスタンが、騙された飲まされた愛の媚薬によって、王の妻イゾルデと許されぬ愛に陥ってしまう。
お互いの地位や、名前を忘れて、一つになり、愛のみに生き、ともに死にましょう、と歌う二人の言葉に、この物語の本質が現れている。
第1幕の序曲は、このオペラの終曲でもあり、イゾルデの愛と死は、この世の中で最も美しい音楽の一つだろう。
第2幕の延々と続くトリスタンとイゾルデの二重唱は、このオペラのハイライト。
ワーグナーを代表するということ以上に、19世紀後半のロマン主義を代表する芸術作品となっている。
2015年のバイロイト音楽祭での上演は、二人は媚薬を飲む前から、実は愛し合っていた、という大胆な設定で、牢屋のようなモダンな舞台演出を取り入れている。
ブルックナー:交響曲第5番
ブルックナーが、1875年から1878年にかけて作曲した、5番目の交響曲。
ブルックナー自身は、この交響曲のことを、対位法風あるいは幻想曲風と呼んでいた。
第1楽章。Introduktion: Adagio - Allegro。
静かなアダージョで始まるが、次第に、ブルックナーらしい、吹奏楽を使った雄大な音楽に変わっていく。
第2楽章。Adagio. Sehr langsam。
重厚なアダージョで始まる。全体的にゆっくりとした音楽が続く。
第3楽章。Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo。
めまぐるしくいろいろな音楽が展開する。
第4楽章。Finale. Adagio - Allegro moderato。
ブルックナーらしい、壮大なフィナーレ。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
ブルックナー自身は、この交響曲のことを、対位法風あるいは幻想曲風と呼んでいた。
第1楽章。Introduktion: Adagio - Allegro。
静かなアダージョで始まるが、次第に、ブルックナーらしい、吹奏楽を使った雄大な音楽に変わっていく。
第2楽章。Adagio. Sehr langsam。
重厚なアダージョで始まる。全体的にゆっくりとした音楽が続く。
第3楽章。Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo。
めまぐるしくいろいろな音楽が展開する。
第4楽章。Finale. Adagio - Allegro moderato。
ブルックナーらしい、壮大なフィナーレ。
バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリンの2010年6月ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
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